この美しく塗り固められた言葉になぜか胡散臭さを感じる。
今回の国民集会の参加を通し、その原因を、僅かながらではあるが、気が付くことができた。
その基本は、彼ら『外国人労働者』を『移民』と混同していることにある。
『外国人労働者』は、もちろん『難民』ではないし、『移民』でもないのである。彼ら『外国人労働者』が求めているのは、『金』である。
彼ら『外国人労働者』は、日本文化の魅力に引き寄せられて日本に来ているわけではない。「彼らにとっての日本の魅力」は、『日本文化』などではなく、あくまでも『我が国日本の経済力』なのである。
にもかかわらず、『多文化共生社会』などと『文化』という美しい言葉を持ち出し、ごまかそうとするから話がゴチャゴチャになる。
「同一国家内における多文化主義の意味するものは中核価値の否定と文化共同体としての統一国家の破壊である。我が国においてそれが意味するのは天皇と神社、国史と国体の、相対化を通じた否定である。また資本の論理の究極形態であるグローバルマーケットとは資本にのみ奉仕するものであって、そこには祖国も民族も文化もない。」
このことを肝に銘じるべきである。
「天皇と神社、国史と国体の、相対化を通じた否定」
「そこには祖国も民族も文化もない」