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2008年9月3日放送 |
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高血圧 |
危険度1.97倍 |
高コレステロール |
危険度1.89倍 |
肥満 |
危険度2.09倍 |
上の3つすべてにあてはまる場合 |
危険度6.21倍 |
なぜこのような結果になったのか、理由はまだ完全にはわかっていません。しかし、これらの状態は脳への血流に影響を与えたり、βタンパクを溜まりやすくしたりすることによって、アルツハイマー病になりやすくするのではないかと考えられています。
続いては「薬」に関する最新情報です。
アルツハイマー病の患者さんに起きることがある、妄想(もうそう)や徘徊(はいかい)などの症状は、「周辺症状(もしくはBPSD)」と呼ばれています。これらは介護する家族にとっても、大きな問題になります。実は最近、この周辺症状を抑える漢方薬が見つかりました!
3年前に日本の研究者が発表した研究で、漢方薬の「抑肝散(よくかんさん)」に、妄想や興奮などの周辺症状を抑える効果が確認されました。2週間〜1ヶ月飲み続けると効果が出てくると言います。
薬を飲んだ患者さんのご家族に話を伺うと、患者さんの気持ちが落ち着き、笑顔も増えるようになったといいます。それによって、会話など家族とのコミュニケーションもとれるようになってきたというのです。
βタンパクがたまり始める時期には個人差があり、40代で20人に1人程度、50代で20人に3人程度、70代で半分程度の人にたまり始めると考えられています。
しかしβタンパクがたまっても、今回番組で紹介した予防の3原則「有酸素運動」「話し相手」「生活習慣病にならない食生活」を守っていれば、発病するまでの期間をぐっと遅らせることができるらしいことがわかってきました。アルツハイマー病にならないようにすることは可能なのです。
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