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2008年9月3日(水) 19:20 |
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香川県内の自己水源も低下が続く
香川県の水がめ早明浦ダムの貯水率がゼロになってから4日がたちました。発電用水の緊急放流が続く一方、県内の自己水源も貯水量の低下が続いており、危機的状況を迎えつつあります。
3年前の渇水では1日しか行われなかった発電用水の緊急放流ですが、今回はしばらくこの水に頼らなければなりません。 香川の水は約半分を早明浦ダムに頼り、残る半分を県内のダムやため池などの自己水源でまかなっています。 この自己水源が危機的状況を迎えつつあります。 高松市南部の塩江地区にある内場ダムでは、3日現在の貯水率は52.4%と、平年を下回っています。 普段ならほとんどが農業用水に使われますが、高松市はダムの水利権を持つ農家などに、上水道への転用を依頼しています。稲に大切な収穫前の水張りを行う時期に、農業用水を上水道へ転用しなければなりません。 高松地方気象台では、今月は平年並みの雨は降るものの、水不足の解消につながるまとまった雨は期待できないと話していて、厳しい状況が続きそうです。
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