2008年9月3日 18時57分更新
倉敷市などを流れる高梁川では雨不足で水位が下がった影響で藻が大量に発生し、農業用水に流れ込むおそれが出ていることから2日藻を取り除く作業が行われました。
高梁川ではこの夏、藻が大量に発生し、例年の10倍近くに増えていて倉敷市などの農地に川の水を供給している農業用水に流れ込むおそれが出ています。
このため、用水を管理する組合では藻が用水路のさくにつまり、水の流れが悪くなるのを防ごうと2日職員3人が藻を取り除く作業を行いました。
職員たちは船に乗って、用水に送る川の水をいったん貯めておく配水池に入り、たまった藻を取り除いていました。
国土交通省岡山河川事務所によりますと、高梁川で藻がこれほど大量に発生したことはないということで、雨不足で水位が下がり、水面に現れた藻が日光を浴びて増殖したのではないかとみています。
組合では、農業用水の流れが妨げられないよう今後も月に3回から4回ほど藻を取り除く作業を行うことにしています。