岡山放送局

2008年9月3日 18時57分更新

障害児の学校誘致の会発足


障害がある子どもたちが、社会で自立して生活できるように教育を行う特別支援学校を誘致しようと、総社市に保護者などの会が発足し、市とともに誘致の活動を行うことになりました。

この会は、総社市に住む障害がある児童や生徒の保護者などおよそ100人が作るもので、3日行われた出発式には20人あまりが参加しました。

はじめに、会の代表の山口修市さんが「通学しやすい場所に支援学校を作り、親がいなくなった後も障害者が自立できる環境を目指しましょう。」と述べました。

このあと、片岡聡一市長が「県の財政危機の影響で、福祉予算の補助の削減が検討されていますが、県への働きかけを強めていきます。」と述べ、会とともに誘致活動を進める考えを明らかにしました。

総社市には学校の特別学級のほか、岡山市や早島町の特別支援学校に通っている児童や生徒が180人ほどおり、市内に特別支援学校ができれば、倉敷市や高梁市などからも児童や生徒を受け入れることができるということです。

会では、ことし11月をめどに1万人の署名を集めて県に提出し市とともに誘致活動を進めることにしています。