2008年9月3日 18時57分更新
倉敷市立短期大学を4年制に移行することを検討してきた市の審議会は、「4年制への移行は現時点では考えず、当面は短大の機能をより充実させるべきだ」とする中間答申をまとめ、3日、市長に提出しました。
この審議会は、倉敷市がまとめた、市立短期大学を4年制大学に移行する構想案に、短大側が反発したのを受けて、去年10月市が短大のあり方を再度検討するため外部の有識者をメンバーに設けたものです。
審議会では8回の審議と県外の大学への視察を行って中間答申をまとめ、3日倉敷市の伊東市長に手渡しました。
このなかで、4年制大学への移行については市の財政状況を考えると現時点では考えず、短大については、経営の改善をしつつ生涯学習の講座を設けるなど機能をより充実させるべきだとしています。
3日の中間答申を受けて、市では短大の運営をどのように改善するか検討したうえで、今年度中に最終答申をまとめられるように再び審議会に諮問することにしています。