岡山放送局

2008年9月3日 18時57分更新

女児殺人事件4年有力情報なし


津山市で小学校3年生の女の子が自宅で殺害された事件から3日で4年になりました。
しかし、犯人につながる有力な手がかりがないことから、警察は、駅や事件現場近くでチラシを配って情報提供を呼びかけました。

この事件は4年前の平成16年9月3日、津山市総社で小学校3年生の筒塩侑子さん(当時9歳)が学校から自宅に帰ったところを刃物で刺されるなどして殺害されたものです。

警察は、現在も犯人につながる有力な手がかりがないため、3日、JR津山駅に侑子さんの父親の筒塩勝義さんとともに10人の警察官が出て、通学や通勤で駅を利用する人に情報提供を求めるチラシを配って改めて捜査への協力を呼びかけました。

また午後からは事件現場となった侑子さんの自宅の近くで検問を行い、ドライバーや通行人に「どんな些細な情報でも連絡をお願いします」と呼びかけていました。

この事件で警察に寄せられた不審者などの情報はこれまでの4年間にあわせて255件に上りますが、犯人につながる有力な情報はなく、年々、寄せられる情報は少なくなる傾向にあるということです。

父親の勝義さんは「娘を失った悲しみに耐え続けた4年間で、犯人への憎しみは年々、強くなっていくばかりです。犯人には1日も早く罪を償ってほしい」と話していました。