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法規制なくトラブル頻発 ペット霊園

2008.9.4 00:11

 全国動物霊園協会(東京)によると、ペットブームで、イヌやネコを家族同然に扱いたいと希望する人が増加し、各地で動物火葬・埋葬業者も増えているという。全国で約800カ所の動物霊園があるが、ペット埋葬についての法律はなく、動物の骨は法令上は「廃棄物」となる。このため、宝塚動物霊園で動物の骨を袋詰めにしていたことも違法ではない。

 また、動物霊園の運営には、行政の許認可は必要なく監督官庁もないため、なかには悪質な業者もおり、トラブルが頻発する傾向も。火葬を始めた後に利用者に法外な値段を要求する詐欺事件や、住宅近くに霊園が建設され、問題が起きたこともあったという。共同墓地をめぐっては、墓地に埋葬せずに骨を山中に遺棄したトラブルが発生したこともあり、同協会事務局では「業界としてきちんとしたシステムをつくり、法整備を進める必要もある」としている。

 一方、動物の死体処理を行政に依頼した場合の対応は自治体ごとに異なるが、大阪市の場合は専用炉で焼却した後、焼却灰を一般廃棄物として処分場に埋めることになっている。

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