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「触ったのは別人の可能性」…痴漢で起訴の男性無罪 大阪地裁

2008.9.1 11:34
このニュースのトピックス刑事裁判
電車内で痴漢をしたとして起訴された男性が大阪地裁で無罪判決となったことを受け記者の質問に答える弁護人=1日午前11時15分、大阪地裁 (門井聡撮影)電車内で痴漢をしたとして起訴された男性が大阪地裁で無罪判決となったことを受け記者の質問に答える弁護人=1日午前11時15分、大阪地裁 (門井聡撮影)

 通勤中の電車内で女子高校生2人の胸や下半身を触ったとして、大阪府迷惑防止条例違反罪に問われた兵庫県内の男性会社員(31)の判決公判が1日、大阪地裁で開かれた。中川博之裁判長は「下半身を触ったのは被告以外の人物だった可能性もある」として無罪(求刑懲役6月)を言い渡した。男性は昨年5月の逮捕時から一貫して犯行を否認、無罪を主張していた。

 男性は昨年5月28日午前、通勤で乗車していたJR大阪環状線の電車内で、当時17歳の女子高校生の胸を右ひじで触り、数分後に乗車してきた当時15歳の女子高校生の下半身を触るなどしたとして起訴された。

 判決理由で中川裁判長は、男性をホームの駅員に痴漢の犯人として突き出した15歳の女子高生について、痴漢被害はあったと認定した上で、車内で犯人を特定した際、いったんつかんだ犯人の腕を持続して持っていたわけでないことを指摘。「男性の左側から(別人が)手を伸ばして痴漢行為をした可能性は排除できない」とした。

 また、17歳の女子高生の痴漢被害について、中川裁判長は、車内が相当混雑しており、「(男性は)後ろの客に触れている程度の認識しか持てず、胸に当たっているという認識まで持つことができない」と判断した。

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電車内で痴漢をしたとして起訴された男性が大阪地裁で無罪判決となったことを受け記者の質問に答える弁護人=1日午前11時15分、大阪地裁 (門井聡撮影)

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