春抱局シリーズ、第二弾！
えっ、いつの間にシリーズ化したのかって？((^┰^))ゞ
いや、深いことは突っ込まないで下さい（汗）。
バナーでも、お分かりの通り、ここは「春抱き」萌えサイトなもので、勝手に祭り開催中です。
岩城さん欠乏症なので、せめて妄想で萌え補充してます。
注意：お仲間以外の方には鬱陶しいお話となっていますので、関心のない方は「続きを読む」をクリックされませんように。苦情は受け付けませんので悪しからず（笑）。
追記：★拍手・コメント、ありがとうございます
同じ想いの方たちの励ましの言葉、本当に嬉しかったです。
共に、春抱姫の帰りを待ちましょうね(^^)v
バカ殿桃の願いも空しく、春抱局の病は良くなる兆しがありません。
それどころか、染り病という噂が広まり、春抱局のお世話をする侍女の中にはお暇乞いをする者まで現れる始末。
「殿、ここに来られては殿にまで迷惑がかかります。もう、これ以上はここには参られませんように」
「そんなことを言うな。私の想いは、そなたが苦しいときに見ぬ振りをするような、そんな上っ面の軽薄なものではないぞ」
「殿・・・。普段は浮気者の殿ですが、今の言葉、本当に嬉しくて、涙が出ます」
「・・・う、浮気者は余計じゃ」
「ほほほほ・・・(´0ﾉ｀*)」
「はははは・・・(^▽^;)」
笑い飛ばしてみたものの、春抱局の病は深刻で、結局春抱局は静養のため山奥の別荘に移ることになりました。
そう決めたバカ殿桃には、染り病という心ない噂から春抱局を護りたいという気持ちもありました。
でも、最愛の春抱局と離れて暮らすのは辛い(ﾉ_-｡)。
そこで、バカ殿桃が思いついたのは、春抱局の姿絵を描かせることでした。そうすれば、離れていても春抱局の姿を身近に置いておく事が出来ます。
己の名案に浮かれたバカ殿桃は、早速、城下でも腕のいい絵師・写乱を呼び寄せ、春抱局の姿絵を描かせることにしました。
エロ殿桃は、にやにやしながら絵を描く写乱に横から口を挟みます。
「のう、写乱、もっと色っぽい春抱局を描けんか？((o(^-^)o))」
「と、言いますと」
「・・・無粋なヤツめ。こう、着物を乱したとか・・・。ゴホッ・・・湯浴み姿とかだ！」
「・・・この、エロ殿ヾ(- -；)・・・」
エロ殿桃のたっての願いで、写乱は渋々海辺で佇む上半身露な春抱局を描き上げました。
「おおっ、これは色っぽいではないか。これをおかずに、ご飯3杯は軽くいけるぞ」
殿のあまりのアホ発言に、思わず半眼(￣◇￣)になってしまう写乱でした。
この調子で、あと5枚くらい春抱局の色っぽい姿絵を描かせようとしたバカ殿桃ですが、突然写乱から城を辞したいという申し出を受けてしまいました。
「お主も、あの噂を信じているのか」
「・・・申し訳ありません。局が本当に染病かどうかが問題なのではありません。そういう噂が出ていることが、問題なのです。奥が動揺して、一刻も早く城から戻るようにと・・・」
「・・・」
世間の目の厳しさというものを、つくづくと感じたバカ殿桃。
意気消沈しているその殿を元気付けたのは、他ならぬ春抱局でした。
「『人の上は百日こそ申すなれ』と昔から申します。面白おかしくいうものは、百日も経てば過去のもの。今は、私さえこの場から姿を消せば、噂をするタネも無くなりましょう」
「局は強いな」
「はい、伊達に浮気者の殿の正室を何年もやっているわけではございません」
「・・・だから、浮気者なんかじゃあ・・・。一時の気の迷いを根に持つな」
「沙野姫が殿に精の付くものを食べさせると、張り切っておりましたよ」
「・・・」
「嬉しそうではありませんか」
春抱局には何もかも見透かされているバカ殿桃ですが、辛いのは春抱局も同じ。そして何より心強いのは、噂を物ともせずに春抱局に付いて行く侍女たちが何人もいることでした。
「では、殿。お元気で」
「うむ。局も一刻も早く元気になって、戻ってまいれ。待っている」
「あの姿絵がありますものね、ほほほ」
「・・・知ってたのか」
文月の晴れ渡った日、春抱局は旅立ちました。
バカ殿が元気にバカ騒ぎ出来るように、早く戻ってこないかなあ〜(￣人￣)
