退職勧告 -32-
一瞬にして2人の表情が凍りついた。顔を引きつらせながらお互いの目を見ていたが、しばらく言葉を発せずにいた。大きく動揺しているのは明らかだった。 |
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一瞬にして2人の表情が凍りついた。顔を引きつらせながらお互いの目を見ていたが、しばらく言葉を発せずにいた。大きく動揺しているのは明らかだった。 |
夕方、その日の営業を終えてオフィスに戻ると、緊張のあまり心拍数があがっているのを実感した。昨日とは別の緊張感である。 |
「わかりました。ここまで世話になった江藤さん一人に手を汚させて、自分だけ知らんふりというわけにはいきません。そこまでおっしゃるんだったら自分も同席します。明日の夜、彼らを誘い出してみます。それで良いですか?」 |
翌日、人事部長の江藤から昼食に誘われた。 |
とても仕事が手につく状態ではなく、荒木部長と川上課長をオフィスの外に連れ出し、たった今落合社長から告げられた話を伝えた。これまで情報が早く伝わっていた2人だがこの件は知らされておらず、驚きながら自分の話を聞いていた。 |
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開設日: 2008/1/1(火)
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