「日帝強制動員歴史記念館」釜山に建立へ
【ソウル3日聯合】日本植民地時代に強制連行された被害者らが関釜連絡船で日本に向かい、戻ってきた歴史の現場である釜山に、「日帝強制動員歴史記念館」が建てられる。釜山市は3日、「日帝強占下強制動員被害真相究明委員会」が推進している「日帝強制動員歴史記念館」(仮称)を、南区大淵洞の堂谷近隣公園へ誘致することに成功したと明らかにした。
記念館は強制連行の実情を究明し歴史認識を高めるのはもちろん、被害者や遺族に精神的な償いをする意味も込めて建立されるもので、総額1500億ウォン(約142億円)が投入される予定だ。
真相究明委員会は1段階として500億ウォンを投入し、堂谷近隣公園に地上3階、面積3万5790平方メートル規模の記念館を建てる計画だ。記念館には▲追悼施設▲展示施設▲文書庫など収蔵施設▲劇場、講堂など教育施設▲屋外休憩室など付帯施設――が入る。真相究明委員会は近く設計に入り、来年上半期に着工し2012年までに記念館をしゅん工する計画だ。2段階では1000億ウォンが投じられ、記念館周辺にテーマ公園や樹木園が造成される。