武雄市は2日、武雄市民病院の外科医2人から提出されていた退職願(9月30日付退職)を1日受理したことを明らかにした。これで同病院に勤務する医師は10人となる。
市民病院は移譲先の医療法人財団池友会(北九州市)から7人の医師派遣を受け、8月11日から救急医療を再開している。
2人の退職で外科医は3人となるが、今後の治療に影響は少ないという。今後、さらに医師が不足した場合は池友会から医師を派遣してもらい、穴埋めをすることにしている。
退職の理由として2人は「一身上の都合」を挙げているが、関係者によると、専門医を目指すためとの説明もあるという。2人からの退職願は、8月26日に出されていた。
市民病院は医師不足のため、今年4月1日から救急患者の受け入れと午後の外来診療を休止していたが、池友会から医師派遣を受け、8月11日から救急医療を再開している。
同病院は10年2月1日に池友会に民間移譲される予定。【原田哲郎】
毎日新聞 2008年9月3日 地方版