年内解散あり得る 「新党」平沼元経産相に聞く
―「平沼新党」発足の見通しは。 「先週末、全国で応援する12人の次期衆院選立候補予定者と話し合った。新しい流れをつくることに賛成だった。青森1区で支援する無所属の元青森県議、升田世喜男氏もその中の1人だ。新党を発足させるのなら総選挙前。はっきりした形がよい。これから詰めていく」 ―福田首相が決めた総合経済対策の評価は。 「経済対策はもっと積極的に行うべきで得心していない。財政支出を伴う真水の予算措置が2兆円では弾みがつかず、景気回復には結び付かない。福田首相のリーダーシップは全くなかった」 ―定額減税に対し、公明党の攻勢も強かった。 「自民党が公明党と一緒にやっていること自体が間違い。公明党に引っ張られる自民党は情けない。いろいろ影響を受けたのだろうが、そうした政治に疑問を感じる」 ―民主党との連携は。 「民主党の若手らのほか、自民党のかつての仲間とも接触を続けている。年内中の衆院解散が十分あり得る状況だ。総選挙に向けて両党にもいろいろ動きが出て事態は変わる。培ってきた連携を生かしたい」 ―新党「改革クラブ」が結成された。 「結局、自民党サイドの工作ではないか。自民党の法案に賛成するような人たちが集まった。さし当たり、わたしたちとは関係はない」 ―新党の政策は。 「正しい保守政治家の集いを目指す。思い切った景気対策と減税を打ち出す。夢を語れる政党でなければならない。自民党も民主党も脱皮が必要。健全な受け皿を作るのがわたしの使命だ」
2008年09月03日水曜日
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