猛暑となった今夏、7月に熱中症で救急搬送された人は昨年に比べ3.5倍の1万2747人に上り、救急搬送全体に占める割合も同2.2ポイント増の3.1%となったことが2日、総務省消防庁のまとめで分かった。このうち33人が病院に搬送後、死亡が確認された。
都道府県別では愛知が最も多い1084人。次いで大阪の960人、福岡の789人など。最少は岩手の29人。また、昨年に比べ増加率が最も大きかったのは新潟で10.9倍の217人だった。
年齢区分別では、18歳―64歳が5382人(42.2%)と最多だった。65歳以上の高齢者も5070人(39.8%)と多く、総人口に占める高齢者の割合(21.9%)に比べ2倍近い比率となった。〔共同〕(07:00)