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お知らせ
平成20年9月1日
株式会社 講談社
株式会社講談社(本社:東京都文京区音羽)は平成21年12月に創業100周年を迎えます。つきましては、100周年記念企画ならびに社の今後の取り組みについて決定しましたのでお知らせいたします。
創業100周年記念出版について
弊社は創業100周年を記念して、「活字」の力、「活字」の面白さをテーマとした大企画「書き下ろし100冊」の刊行計画を進めてまいりました。
100周年をステップに、本年11月から2年間、文芸書、児童書、ノンフィクション、学芸書を順次刊行してまいります。
読者の皆さまに支えられた100年間の感謝を込めて、それぞれの分野におけるベストセラー作家を中心にして、子どもから大人まで幅広く楽しんでいただける力作をお届けします。
また、100周年記念出版として、五木寛之氏の長編小説「親鸞」を刊行いたします。親鸞聖人750回忌を平成23年に控え、北海道から沖縄まで全国各地の25新聞社に弊社が配信し、この9月1日より同時連載が始まっております。親鸞の人間としての生き方を通して、人が生きることの根源を問う問題作です。
雑誌の休刊について
月刊誌「現代」は12月1日発売号をもって休刊といたします。
「現代」は、昭和41年に月刊総合誌として創刊され、特にノンフィクションジャンルにおいて数々の話題作を掲載し、評価されてまいりました。
しかし近年、月刊総合誌の市場は極めて厳しく、刊行し続けることを断念せざるを得ない、という結論に至りました。
「現代」は休刊いたしますが、弊社は今後ともノンフィクションジャンルの出版活動に旺盛に取り組んでまいります。そのための新しい媒体を発刊すべく、その準備も進めます。
設立から30年の歴史を持つ「講談社ノンフィクション賞」も継続して主催し、その発展を期することに変わりありません。
月刊誌「マガジンZ」は1月26日発売号をもって休刊といたします。
なお、同編集部より刊行されています「月刊少年シリウス」は、単行本が好調なことから独立編集部として刊行を続けてまいります。
業務提携について
関西圏読者対象の情報誌「KANSAI1週間」に関して、株式会社サンケイリビング新聞社(本社:東京都千代田区紀尾井町)と業務提携契約を締結いたしました。
本年12月(予定)より、発行をサンケイリビング新聞社に移管し、弊社はその販売を受託することといたします。
「KANSAI1週間」の姉妹誌で首都圏読者対象の「TOKYO1週間」は、今後とも弊社が発行・発売元であることに変わりはありません。
「KANSAI1週間」の、地元密着の編集活動や広告営業活動等はサンケイリビング新聞社(大阪)が行いますが、弊社は「TOKYO1週間」のコンテンツを毎号一定程度「KANAI1週間」に提供し、広告営業も一部サポートいたします。
フリーペーパーの発行等により地元に根強いネットワークを有するサンケイリビング新聞社(大阪)を“コンテンツ・パートナー”とすることにより、「KANSAI1週間」は今まで以上に魅力ある媒体となり、関西圏の読者の方々に歓迎されるものと確信いたします。
創業100周年に向けての、社の斯かる決断と新しい取り組みについて、ぜひご理解くださるよう、お願いいたします。