2008年9月2日 21時17分更新
インターネットの出会い系サイトなど、有害なサイトから子どもたちをどう守ったらよいかを考える催しが、2日、岡山市で開かれました。
これは、子どもたちが携帯電話の出会い系サイトをきっかけに犯罪に巻きこまれたり、インターネットの掲示板への書き込みでいじめの被害に遭ったりするのを防ごうと、岡山県が開いたもので、教員や親などおよそ100人が出席しました。
会場では、県の担当者が携帯電話を使って出会い系サイトに接続し、子どもでも簡単に見られることを指摘したほか、サイトに登録すると援助交際を誘うメールが数分のうちに大量に届くことなど、実態を見せました。
続いて、ネット犯罪やいじめの専門家が講演し、子どもを守るため、有害なサイトに接続できないようにする携帯電話のフィルタリングという機能を活用する取り組みを広めるよう話しました。
また、インターネットの掲示板への書き込みでいじめの被害が出た場合には、書き込みをした子どもをすぐに問い詰めるのではなく、しっかりと話を聞いて、子どもたちの人間関係をきちんと見極めた上で、対策を講じる必要があると話しました。