生きもの認証マークを支援 環境保全と販促で農水省農林水産省は10日、生態系の保全に配慮して栽培した証しとして、保全のシンボルとなる鳥や魚などをデザインした「生きもの認証マーク」を農作物に付けることを来年度から支援する方針を決めた。 兵庫県豊岡市では、コウノトリが餌取りに来られるように、農薬を使っていない水田で収穫した有機栽培米などに「コウノトリの舞」マークを付け販売を伸ばしている。環境保全と販売促進の両立を目指す同様の取り組みを後押しし、全国への普及を目指す。 普及のためには、農薬の使用削減や用水路に魚道を整備するなど、生態系を復活させるための取り組みを調査し事例集を作成。さらにその結果、どのような生物が増えたかを調べるための手引も作り、コウノトリ以外にもメダカなど消費者に分かりやすい認証マークを考案する際の参考にしてもらう考えだ。 マークを付ける農作物を選ぶ方法は(1)自治体などが設置した第三者機関が無農薬で栽培したかどうかなどの基準を作成して認証する(2)地域の生産者団体が自主的に基準をつくり認証する-ことを想定している。
【共同通信】
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