宿題ということばには,ちょっぴりブルーな雰囲気がつきまとうもの。
宿題を毎日どのくらい出すかを決めるのは先生おひとりおひとり任されているのかどうなのか,そのあたりは私にはよくわからないのですが,外来に来てくれるこどもたちの親御さんはそれぞれ「今年の担任は宿題をたくさん出しすぎて」とか「今年は少なすぎて心配なくらい」などと状況を教えてくださいます。
本来は,こどもたちそれぞれの力やそれぞれが必要とする課題によって,宿題の量や中身も違っているといいのになぁ,と思ってしまいます。
実際にはそんなふうに宿題を出すのはとても難しいことだとは思うのですけど…。
さて,宿題の負担がそのこどもさんにとってあまりに大きいと感じられるとき,親御さんによっては「宿題は全部やらなくてもいい,って話してるんです」とおっしゃられることがあります。
親御さんの,我が子を思う気持ち,とてもよくわかります。
宿題のために何時間も費やして真剣に取り組んで,でも進まなくて。
宿題に押しつぶされそうになっているこどもの姿を見ていられない…そりゃそうだ,と思います。
そういうケースは,担任の先生とぜひご相談されるほうがいいと個人的には思います。
先生がどういうご判断をされるのかはわからないけれど,毎日の宿題が真剣に取り組んで何時間も掛けても終わらないような場合は,少なくともそのこどもさんには量や内容が合っていないはず。ときどき「夕飯も食べずに頑張ってて…」とか「午前0時を過ぎたのでさすがに止めさせました」なんておっしゃるお母さんもおられたりして,こちらも心配になってしまいます。
でも。
基本的には,やはり宿題は「しなくてはいけないもの」だと私は思っています。
なぜ?
学校で習ったことはちゃんと授業中にわかっちゃったし覚えちゃったし,わざわざ家でまで時間掛けてやらなくてもいいじゃない?
そう思うこどもさんもいるかもしれません。
それでも,宿題はやらなきゃいけない,と私は思うのです。
明日に続きます。
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