2008年9月1日

代打で出て、ショートフライで、ついに打率は、いちきゅっぱ。
アウトになった瞬間に、頭の中で何かが弾けました。
「もうやめた！」

思えば４月から「出たい」「出られない」「打ちたい」「打てない」と、
試合勘をつかめないままで、くよくようじうじと考え込んでやってきたのです。
重たい荷物を背負ったまま、すっきりしない気分で過ごしてきたシーズン。
こんな思いはもうしたくない。

今日から９月。レギュラーシーズンももう終わります。
だから、明日から、出られても出られなくても、打てても打てなくても、
もういい。すっきりした気持ちで野球がしたい。気持ちよく野球がしたい。
半年かかって、ずーっと持っていた荷物をやっと捨てる気になりました。
これが成績につながるとは限らないし、ここから這い上がっていくのは
難しいけれど、
好きな野球をさせてもらっている、幸せな人生。
なのに眉間にしわを寄せたままでは、野球とファンに失礼ですね。
苦しい時こそ、笑っていれば、きっといいことが待っているはず。

ワシントンD.C.にて　田口壮　

2008年8月31日

試合前に、地元テレビ局のインタビューを受けました。
テーマは「６０年代の子供の遊び」。
その場に僕と、最近やってきたマット（ステアーズ・外野手・４０歳）くらいしか
６０年代生まれ組はおらず。なんだか時代の遺産みたいな、世紀の証言者みたいな扱いで、
子供時代を語ったのでした。
もちろん野球の質問もあり。しかし内容は
「長くプレーする秘訣はなんでしょう？」
「若い人たちに対抗する術は？」
・・・なんだか「おたっしゃくらぶ」とかそういう番組で、
「おじいちゃーん、こんにちはー！」
「ほえー？」
みたいな気分の十数分でした。

そういえば、以前ＪＲＯＬＬ（ジミー・ロリンズ・遊撃手）の
チャリティーボーリングに参加したとき、
選手全員、ジミーが考えた「キャッチフレーズ」つきのボーリングシャツを
着せられたことを思い出しました。
僕は「ＡＳＩＡＮ　ＭＡＧＩＣ」（東洋の魔術）
ライアン（ハワード・一塁手）が「ＵＰＳ」（配送トラックが大きくて茶色いので。
大きな黒人のライアンを評して）
コール（ハメルズ・投手）は「ＨＯＬＬＹＷＯＯＤ」（見た目俳優のようだから）

そして、ジェイミー（モイヤー・投手・４５歳）は「ＤＩＮＯ」（ＤＩＮＯＳＡＵＲ・恐竜）

化石扱い。

イリノイ州シカゴにて　田口壮　

2008年8月30日

野次の大好きなカブスファン。しかし、何を言われても憎めないのは、
彼らの野次には、どこか愛嬌があるからです。
今日のゲーム前も、強烈な一発が飛んできました。
「ソウ！お前、ＤＬ（※）に入ってんのか！？」
わはははは。・・・・それは笑えん。

※注・ＤＩＳＡＢＬＥＤ　ＬＩＳＴ
怪我のため一定期間試合に出られないリスト。

イリノイ州シカゴにて　田口壮　

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