伊丹市が1日発表した07年度決算は、一般会計で繰り越し分を除いた実質収支が6億9576万円の黒字になった。基金への積み立て(貯金)や取り崩しなどを含めた実質単年度収支も2億2220万円の黒字で、藤原保幸市長は「健全な財政運営といえるのではないか」と話した。市立伊丹病院を抱える病院事業会計の赤字は前年度より改善したものの、過去2番目の6億6303万円に上るなど不安材料もある。
国から税源移譲のあった市税収入が310億3034万円と前年度より6・9%増え、一般会計の歳入は前年度比0・4%増の606億6940万円。歳出は598億6897万円と前年度比0・8%増。実質収支から前年度分を差し引いた単年度収支は2億5760万円の赤字だが、財政基金への積み立てが4億8007万円。
地方債(借金)残高は、最高だった00年度の670億3545万円から9億5014万円減の660億8531万円に。このうち実質的に市が負担する普通債は468億4360万円。貯金にあたる基金は30億1333万円(前年度比18・9%増)となった。
借金返済の負担度をみる指標で、25%が危険ラインとされる実質公債費比率は8・7%。財政の余裕度を示す経常収支比率は前年度より1・1ポイント悪い96・5%。【池内敬芳】
〔阪神版〕
毎日新聞 2008年9月2日 地方版