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批判続々「2代目のひ弱さ」「町内会」

 福田首相の突然の辞任表明に、日本列島は驚きや怒りの声が渦巻いた。帰宅途中に知ったビジネスマンからは「無責任すぎる」などの声が圧倒的。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(68)は「2代目政治家のひ弱さが出た」と指摘し、放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏は「永田町のことしか考えていない、町内会のおじさんみたい」と非難した。

 辞任表明会見をテレビで見届けた鳥越氏は「内閣支持率が低いのがかなりこたえていたのか、言葉の端々に出ていた」と話した。臨時国会の日程などで「公明党が言うことを聞かなくなり、党内部も福田首相の思い通りにならなくなった。だったら、今が辞めどき、と投げ出した」と憤りを隠さない。今回「自民党の政権では公明党がキーを握っていることが、はっきりと証明された」と指摘。安倍晋三前首相と同様に「2代目政治家のひ弱さだろう。“みんながボクちゃんのこと嫌いなら、ボクちゃん辞めちゃう”という感じ」とあきれた。

 デーブ氏は在任1年足らずの短期政権に「(日本の首相の在任期間より)米国の共和、民主両党の大統領候補選の期間の方が長いでしょ?」とチクリ。辞任しても議員として残れる制度が最大の問題とし「結局は企業内の人事異動。経理から営業に代わるようなもの。首相に本気さがない」と話した。国民不在も気になるようで「永田町かいわいにしか興味がない町内会のおじさんのよう」と自民党を批判した。

 評論家の小沢遼子氏(71)は「首相として何かをやらなければという姿勢が1度も見えなかった。2度も続けてこんな首相を出すとは自民党も末期症状」とコメント。「島耕作」シリーズで知られる漫画家の弘兼憲史氏(60)は「内閣改造もインパクトがなかった。国民的人気を考えると次は麻生太郎さんだろうが、小池百合子さんを官房長官にするぐらいの花火を打ち上げないと、民主党の小沢氏との戦いに勝てないだろう」と話した。

[ 2008年09月02日 ]

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