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2008.09.01 23:57 |  診療  |  こどもの精神科  |  NINA  | 推薦数 : 0

じ,自由なの?

今日は9月1日。
今日から新学期,という学校も多かったことと思います。

8月に受診してくれたこどもたちとの話題によく登場したのは,やっぱり夏休みの宿題のこと。

楽しい楽しい,夏休みのウキウキ気分をちょっとだけ陰らせる,宿題の山。

私がお話を聞けるのは地元のこどもたちからばかりですが,学校によって夏休みの宿題のありかたってかなりまちまちなんだなぁ,と驚かされます。

なかでもビックリしたのは,自由研究のこと。

私が小学生だったときは,毎年自由研究に何をしようかとあれこれ楽しく迷った記憶がありますが,地元のある小学校では「自由研究をするかどうかが自由」なのだそう。
つまり,自由研究をしてもしなくてもいい,ということ。

…え? と思ってしまいました。

たしかに,自由研究で「何をやってもよい」と言われて自由なテーマを選択することがしんどいこどもさんもいるだろうし,こどもたちが自由にやってきた宿題にもれなく目を通す先生方の負担も大きいだろうし,こどもたちが自由に選んでやりとげた宿題をどう評価するのか(たとえば通知表での扱いとか?)も難しそうだし(そんな評価が必須なのかどうかもよくわかりませんが),なかなか微妙な立場の宿題ではありそうですが。

でも,普段はクラスでも無口で目立たないようなこどもさんが自由研究ではあっと驚くような鋭い発想をみせたりとか,学校の勉強はあまり得意じゃないこどもさんが自由研究で自分の興味のあることをグッと掘り下げてまとめてきたりとかすること,結構あったりしますよね。
自分が自由研究をするだけじゃなくて,ほかのこどもたちの研究を見るのもとっても興味深いもの…そうやってお互いの個性を確かめ合ったり楽しんで味わったりするのも自由研究の醍醐味のひとつのように思います。

だから,できれば,クラスのみんなそれぞれに取り組んでほしいんだけどな,って思ってしまったのです。

もちろん,その学校の,あるいはそのクラスの事情が何かあるのかもしれませんが。

最近,どうにも私の関心は学校や勉強に向かっているようです。

勉強や宿題について思うこと,また書いてみたいと思います。

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