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ねじれの重圧 孤立の首相、力尽きた(3/3ページ)

2008年9月2日6時10分

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 輿石東参院議員会長も「参院で問責決議を可決し、あとは国民が判断すると言ってきた。与党内と世論に追い込まれた退陣だ」。鳩山由紀夫幹事長は「内閣改造は何だったのか。そのときに密約があったと言われている」と麻生幹事長への「禅譲密約説」を牽制(けんせい)した。2日に小沢氏ら幹部が集まり、今後の対応を協議する。

 無投票3選が確実な小沢氏は、1日に首相就任への決意も表明した。21日の臨時党大会の演説で「小沢政権」の構想をアピール。党役員人事を経て、「政局国会」(幹部)で攻勢をかけるべく首相に剣先を突きつける手はずだった。

 代表選を無投票にしたのも「いつ解散になるかわからない中で代表選をやっている場合か」(ベテラン議員)という空気。任期満了に伴う代表選ではなく突然の自民党総裁選が行われるという事態だが、結束重視は変わらない。福山哲郎参院政審会長は「一枚岩になって政権を担う準備を加速する」と引き締めた。

 民主党の照準は「新総裁」に移る。小沢氏自身も今春、福田政権退陣後の新首相と総選挙を戦うことを想定していた。「3代続けて選挙の洗礼を受けない政権」と訴えて解散を迫るシナリオ。小沢氏に近い鉢呂吉雄「次の内閣」外相は「誰が総理になっても同じだ」と強調した。

 もっとも、党幹部らの間では「福田首相の手による解散」を期待する声も多かった。ただ、こうなれば、総選挙モード一色となるのは確実だ。「総裁選直後ならご祝儀相場で自民党に一定のプラスはある」との見方は民主党内にも根強い。

 民主党は「自民党に政権担当能力はない」と攻撃をゆるめず、総選挙で政権交代を果たしたい考えだ。安住淳国対委員長代理が「統治能力を失っている。信を問うべきだ」と言えば、渡部恒三最高顧問はあきれかえってみせた。

 「安倍前首相もそうだし、まったく無責任極まりない。この国の政治がどうなるか心配でたまらない」

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