2008年9月1日 19時57分更新
9月1日は防災の日です。
岡山市にある国土交通省の河川事務所では、山口県を震源とする大地震によって岡山県でも被害が出たという想定で、情報の収集や伝達にあたる図上訓練が行われました。
訓練は午前8時、山口県下関市を震源とするマグニチュード7点1の大地震が起き、岡山県でも最大で震度5弱の揺れを観測したという想定で行われました。
岡山市の国土交通省岡山河川事務所に災害対策本部が設置され、職員およそ20人が集まりました。
訓練は岡山河川事務所が管理する県内3つの川の堤防などに被害が出ていないかどうかについて現場の職員から連絡を受け、県や市町村など関係機関にいち早く伝えるというものです。
1日の訓練では、地震の揺れで岡山市内を流れる旭川の堤防の地盤が緩み100メートルにわたってのり面が崩れたことが報告されました。
職員たちは現場から寄せられる被害状況や点検の結果などを本番さながらに手際よく報告し、自治体や警察などへの連絡の手順を確認していました。