2008年 9月 1日
各地で2学期の始業式
岡山・香川のほとんどの小中高校で1日、2学期の始業式が行われました。このうち岡山市の伊島小学校では全校児童763人が体育館に集まり、始業式が行われました。式では平野和司校長が「実りの秋です。心と体を鍛えて、2学期を実りの多いものにしましょう」と話しました。この後、2年生の教室では、絵日記の発表が行われ、子供たちは夏休みの思い出を楽しそうに話していました。教育委員会によりますと岡山では469校、香川では129校の公立の小中高校で1日、始業式が行われたという事です。

ハローワークの職員が酒酔い運転
高松市のハローワークの職員が酒酔い運転の現行犯で逮捕されました。逮捕されたのはハローワーク高松の上席職業指導官でさぬき市造田に住む真鍋真容疑者です。警察の調べによりますと真鍋容疑者は1日、午前9時すぎ、高松市上天神町の交差点で高松市の女性が運転する軽乗用車に追突する事故を起こしました。駆け付けた警察官が調べたところ、呼気1gあたり0.5ミリグラム以上のアルコールが検出されたため、現行犯逮捕されました。女性にケガはありませんでした。真鍋容疑者は警察の取り調べに対して「朝からビールを飲み、自宅から高松市内に食事に行く途中だった」と供述しているということです。

さぬき市の高松道で事故、4人重軽傷
1日朝、さぬき市の高松自動車道で、対向車線に飛び出したワゴン車が乗用車と正面衝突し、4人が重軽傷を負いました。1日午前7時半すぎ、さぬき市津田町の高松自動車道で、ワゴン車が道路左側の側壁に衝突した後、はずみで対向車線に飛び出し、乗用車と正面衝突しました。この事故で、乗用車の助手席に乗っていた徳島県鳴門市の51歳の男性会社員が胸の骨を折る重傷を負った他、双方の車の男性3人が軽いけがをしました。現場は片側一車線の対面通行区間で警察はワゴン車を運転していた19歳の男性会社員がハンドル操作を誤ったのが事故の原因とみて調べています。この事故で、高松自動車道は現場付近が約2時間に渡って通行止めになりました。

教員採用のあり方を考える委員会初会合
大分県の教員採用試験をめぐる汚職事件を受け、岡山県教育委員会は採用試験のあり方を考える委員会を発足させ、1日、初会合を開きました。この委員会は民間企業の人事部長や連合PTAの会長など教員採用に関わらない県内の有識者らで組織しています。最初に県教委側から現在、行われている教員の選考基準や校長や教頭など管理職の選考方法について説明がありました。出席した委員からは「現職の校長が校長や教頭の候補者を推薦する基準があいまいで、不透明な点があるのではないか」、「答案用紙に受験番号のみを記入するようにして採点者が名前を確認できないよう徹底すべきだ」などの意見が出されました。委員会では年内にも意見をまとめることにしていて、これを参考に来年行われる試験から改善していきたいとしています。

交通安全横断幕でギネス登録を
香川県小豆島町で1日、ギネス世界記録の登録を目指して1つの挑戦が行われました。地元住民が交通安全啓発の横断幕の長さで世界一を目指します。ワゴン車の荷台から次々に下ろされる大量の白い布。これが今回、ギネス記録をねらう交通安全横断幕です。888メートルと余りに長いため、県道沿いの電信柱などに結びつけ、伸ばしていきます。「安全は急ぐことより待つ根気」など約70の交通安全標語が書かれた横断幕。1日は、2学期の始業式の日に合わせて住民が交通量の多い県道に横断幕を掲げ、ドライバーに安全運転を呼びかけました。実はこの活動、地元の公民館の発案で10年前から毎年、行われていますが当初、横断幕の長さは188メートルでした。その後、活動に賛同する人が次々と現れ、毎年、新たな標語を書き記した布を付け足し続けた結果、総延長888メートルに達しました。この記録が登録されれば、土庄町にある世界一狭い海峡、土渕海峡に次いで島では2つ目のギネス記録になります。

香川・直島町でベロタクシー試験運行へ
アートの島の新名物となるのでしょうか?香川県の直島で自転車のタクシー、ベロタクシーが運行されることになり1日から運転研修がはじまりました。ベロタクシーはドイツ生まれの乗り物で、電気自転車に2人が乗れる座席のついた自転車タクシーです。排気ガスを出さないことから地球環境に優しい乗り物として注目を集めていて、現在、東京や京都など全国22都市で運行されています。直島でも今月5日から香川大学の学生らが中心となってベロタクシーを2台試験運行します。古い民家に芸術作品を展示している「家プロジェクト」を巡回するコース制で、料金は1回2千円からとなっています。1日は運転手を務める香川大学の学生17人が、島に運び込まれたばかりのベロタクシーを初めて運転しました。ベロタクシーは今月5日から28日まで運行される予定で、島を訪れる観光客の注目を集めそうです。

全国都市緑化おかやまフェアをPR
来年3月に開かれる全国都市緑化おかやまフェアをPRするイベントが岡山市役所で開かれています。岡山市役所には1日で開幕まで200日に迫った都市緑化フェアを紹介するパネルなどおよそ80点が展示されています。会場では「ベイカ」や「ままかり」など岡山の食材を使った都市緑化フェアオリジナル弁当の試作品がそれぞれ1日30食限定で販売されています。販売直後に売り切れる人気ぶりです。岡山市西大寺のカネボウ工場跡地をメーン会場に開かれる全国都市緑化おかやまフェアは来年3月20日から66日間開催され、企業などが作った花壇やガーデニングに関する展示などが予定されています。

瀬戸大橋など休日ETC車通行料金値下げへ
国土交通省は来月から、瀬戸大橋などの高速道路で、休日昼間のETC車通行料金を引き下げる方針を示しました。通行料金の値下げは総合経済対策の一環で来月から1年間実施する予定です。このうち、瀬戸大橋は休日の午前9時から午後5時までの間、通行料金を半額にするほか、地方にある一般の高速道路も休日の同じ時間帯に走行距離が100キロまでの通行料金を半額にする事を検討しています。国土交通省ではこの割引で地域の活性化を図りたいとしていて、一部地域で今月中旬から前倒しで実施したいとしています。

エコデニムバッグ発売
倉敷市のジーンズ工場で余った生地を再利用して作ったエコバックが1日から岡山市などのスーパーで販売されています。このエコバッグは岡山市の山陽マルナカがマイバッグ持参運動の一環で開発したのものです。倉敷市児島のジーンズメーカー241Coとタイアップしてジーンズの製造過程で残り、廃棄される布をエコバッグに加工しました。ボタンや内布なども廃材を使っていて、地球環境に優しい商品ということです。このエコバッグは1日から山陽マルナカの78店舗で販売されています。

下水処理場建設地変更求め反対住民陳情
香川県三木町の交流施設、「ウォーキングセンター」の敷地に下水処理場の建設が計画されている問題で、反対住民が建設地の変更を求め、1日、香川県議会に陳情しました。この下水処理場は県からの補助金を受け、三木町が建設するものです。陳情に対し、三木町側は「町議会で決定しているので、今後は誠意をもって住民に説明し、理解を求めていきたい」としています。