倉敷市保健所には午前中から次々に妊婦が訪れ、おやこ健康手帳の交付を受けていました。交付の際には妊娠中の生活で注意することなどが説明され、あわせて妊婦健診の無料券と補助券も渡されました。妊婦健診の公費助成拡大はお母さんと赤ちゃんの健康はもちろんのこと、妊婦健診を受けることでお母さんたちのネットワークを作ってもらいたいという伊東香織倉敷市長の思いが込められた事業です。6月の補正予算で4700人分、1億7160万円が計上され当初予算とあわせて、2億7730万円かけて子育て支援が行われます。また、これまで、助産院ではこの無料券や補助券は使えませんでしたが、今日から使えるようになります。
1回戦で岐阜県大垣市の西濃運輸と対戦したJFE西日本は、相手のエラーと岡山理大付属出身の大北のホームランで2点を奪います。投げては、先発陶山がランナーを背負いながらも7回途中まで無失点に抑え、JFE西日本を都市対抗初勝利に導きました。2回戦は、9月5日に行われます。
全員協議会には市議会議員23人と片岡聡一市長など執行部が出席しました。高梁川新架橋を巡っては8月20日に新架橋整備方針審議会のメンバーが「架橋すべき」という答申をまとめています。きょうの全員協議会では片岡市長が「この答申を重く受け止めている」とし、「議会と相談したうえで9月中には結論を導きたい」と話しました。出席した議員からは橋建設について賛否両論の意見がだされましたが、そのうち一番の焦点になったのは財政問題でした。高梁川新架橋の総事業費はおよそ61億円。このうち26億円を合併特例債でまかないますが、7割にあたるおよそ18億円は交付税として交付され実質的な総社市の負担額は9億2000万円となる見通しです。出席した議員からは「急いで建設せず周辺道路の整備をしてからでも良いのでは」といった意見や「橋を架けた場合とそうでない場合の市の財政見通しを数値とグラフで示すべき」といった意見が出ました。これに対し、総社市の執行部は平成30年度時点の試算でも実質公債比率は18から19%台で推移する見通しと答えました。高梁川新架橋問題は今後も是非を巡る議論が継続される見通しで、9月4日開会の総社市議会の質問戦でも質問が集中することが予想されます。
倉敷地区では、茶屋町小学校のグラウンドで行われ、地区住民と小学6年生、関係機関などからおよそ700人が参加しました。訓練は、南海トラフを震源とする震度5強の地震が発生したとの想定で開始されました。はじめに、校舎3階に取り残された児童をはしご車やバスケット担架を使って救出する訓練が行われました。また、防災ボランティアによる避難誘導訓練をはじめ、地震で倒壊した建物の中で身動きできなくなった人を救出する訓練や地元消防団員と消防署員連携による放水訓練などが本番さながらに行われました。さらに、地域住民同士の連携が要求されるバケツリレーによる初期消火訓練や「ダンボールや雑誌をつかって骨折した個所を固定する」「毛布や服などを利用してケガ人を運ぶ担架を作る」など救急隊員が駆けつけるまでの応急処置法を学びました。このほか、土のう作りや非常食の炊き出し訓練が行われ、参加した人は万が一の災害の対応の仕方や災害の怖さなどを学んでいました。総合防災訓練の参加者は、防災への認識を新たにしていました。
玉野市立宇野小学校でも全校児童237人が、夏休み中に取り組んだ工作や絵画などの宿題を持って元気に登校してきました。体育館で行われた始業式では、全校児童を前に合田裕子校長が「北京オリピックの金メダリストのように2学期は、しっかり、自分を磨いてください。そして、よくがんばった自分の首に金メダルがかけられるよう努力してください」と話しました。小学校に入って最初の夏休みを終えた一年生の教室では、担任の先生に宿題のドリルや絵日記、工作などを提出しながら、楽しかった夏休みの思い出を報告していました。なお、きょうから2学期がスタートしたのは、玉野市と総社市の小中学校ですが、前期・後期制を導入している倉敷市内の小中学校でも夏休み明け最初の授業を開始したところもあります。