北京オリンピックで銅メダルを獲得した延岡市出身の松田丈志選手に、県民栄誉賞が贈られました。松田選手は、北京オリンピックの男子200メートルバタフライで、自身のもつ日本記録を更新し、銅メダルを獲得しました。県民栄誉賞の授賞のため、1日、久世コーチとともに、県庁を訪れた松田選手、出迎えた県の職員や観光客らに大きな拍手で迎えられました。そして、授賞式では、東国原知事から、表彰状と記念品が贈られました。(松田丈志選手)「これからも県民のみなさんに、元気を与えられるような泳ぎをしていきたいと思う」この後、松田選手は、東国原知事と懇談・・・(メダルを手渡された知事は・・・)(知事)「ズシンと重いですね」(松田選手)「かけて頂いても」(知事)「いやいや恐れ多いですから」さらに、松田選手は、知事にプールの整備を要望・・・メダリストのお願いに東国原知事は・・・(東国原知事)「なんとも言えないんですけど、何とか。具体的には返事できないんですけど。どうかできんかな、創意工夫できんかなと知恵を絞っている」この後、記者会見に臨んだ松田選手は、4年後のロンドンオリンピックを目指す考えを示しました。(松田丈志選手)「上に2つあるし、そういう気持ちは次に向け次への力にしたい。今回2バタでメダルをとったので、2バタのスペシャリストをめざしたい」県民栄誉賞の受賞は、シドニーオリンピックの柔道金メダリスト、井上康生さんや、元プロ野球、日本ハムファイターズの田中幸雄さんらに次いで、4人目となります。
松田選手の地元、延岡市からも、1日、「市民栄誉賞」が贈られました。延岡市民栄誉賞は、松田選手が5人目の受賞です。延岡市役所で行われた授賞式では、首藤市長から、松田選手に、表彰状と功労金100万円が贈られました。(松田丈志選手)「目標としたオリンピックでメダルをとる事ができて、本当に感謝の気持ちでいっぱい。これからも延岡市民の皆さんに、元気を与えられるような泳ぎをしていきたい」また、松田選手を20年間指導した久世由美子コーチにも、延岡市として初めて「特別功労賞」が贈られました。(久世由美子コーチ)「20年前松田と出会ったとき、まさかここまでくるとは思っていなかった」「皆さんの支えによってこのようなことができ、松田はオリンピックで夢にまで見ていたメダルを獲ることができた。本当に皆さんのおかげだと思っている」松田選手は、9月、大分国体に出場する予定で、2日から、国体に向け本格的な練習を再開させることにしています。
3学期制の小・中学校では、1日から2学期が始まりました。このうち、都城市の明道小学校では、真っ黒に日焼けした、全校児童約280人が登校し、体育館で始業式が行われました。式では、児童の代表2人が、2学期の抱負を発表した後、山口洋一校長が、「自分の目標を持って、2学期を頑張ってください」と挨拶しました。(Q夏休みの思い出は?)(女児)「グリーンランドに行って、その中で1番怖いジェットコースターに乗って泣きました。」(男児)「旭川動物園で、動物の写真をいっぱい撮ったりしたことです。」(女児)「イルカのショーを見に行ったら、イルカに水をかけられました。」(男児)「東京ドームで巨人対中日を見に行きました。」夏休みにたくさんの思い出をつくった子どもたち。教室では、先生に宿題を提出したり、友達との再会を喜んだりして、気持ちを新たに、2学期のスタートを切っていました。
原油価格の下落を受け、石油元売り各社は、1日からガソリンの卸値を引き下げました。これを受け、県内でも、ガソリン値下げの動きが広がっていますが、地域によって、値下げ幅にバラツキも見られるようです。宮崎市にあるこのガソリンスタンドでは、レギュラーガソリンの価格を8月31日より3円値下げし、1リットルあたり176円にしました。原油価格の下落を受け、石油元売り各社がガソリンなどの卸値を9月、5円から7円程度引き下げられたためです。(給油客は)「空っぽだったけど、下がるということで、我慢してきょう入れに来た」「安くなるのはやっぱり良いと思う。これだけ値段が上がるというのは消費者としてキツイ所があるので」県石油商業組合によりますと、高千穂や西都地区では、1日から10円程度値下げしたものの、延岡や都城地区などでは、8月分の在庫が残っているため、1日は、同じ価格で販売する店が多かったということです。この他、宮崎市では、8月から値下げ競争が激化していることから、更なる値下げは難しいというスタンドも多いようです。一方、漁船の燃料に使われるA重油も、1日から9円引き下げられ、1リットルあたり120円前後と、去年2月以来、1年7か月ぶりに値下がりしました。
災害が発生した際、安否確認などに使われる、「災害伝言ダイヤル」について知ってもらおうと、宮崎市で、1日、街頭キャンペーンがありました。災害伝言ダイヤル・171は、震度6以上の地震や、台風などの災害で電話回線が集中し、つながりにくくなった場合、提供されるサービスです。声を録音したり、再生することができるため、災害時の安否確認や、緊急連絡などに活用されています。1日は、NTT西日本の職員ら10人が街頭に立ち、災害伝言ダイヤルをPRしました。毎月1日は、災害伝言ダイヤルの模擬テスト日で、深夜0時まで利用できるということです。関係者は、「万一の事態に備え、一度体験してもらいたい」と話していました。
原油高騰や建設不況などで、県内の景気が低迷する中、県商工会議所連合会は、1日、県に対し、入札制度改革の見直しなど、経済の活性化策を要望しました。この要望活動は、県商工会議所連合会が、毎年行っているものです。1日は、県内9つの商工会議所の会頭が県庁を訪れ、県商工会議所連合会の中島勝美会頭が、東国原知事に要望書を手渡しました。それによりますと、今回の要望は、中小企業対策の充実や、入札・契約制度改革の見直し、それに、高速道路の整備促進など、6項目となっています。このうち、入札改革の見直しについて、東国原知事は、「業者が疲弊してしまっては、本末転倒なので、十分な心配りが必要」と述べ、柔軟に対応する考えを示しました。県商工会議所連合会が、県への要望事項に、入札改革の見直しを盛り込んだのは、今回が初めてだということです。
「エコクリーンプラザみやざき」の問題で、1日、臨時の理事会が開かれました。理事会は、県や宮崎市、それに経済団体などで構成されていて、最初に、施設を管理する県環境整備公社の担当者が、破損が見つかった調整池の工事計画について、進捗状況などを報告しました。この後、補修工事について意見が交わされ、公社の田中義信理事長は、調整池の建替えに、否定的な考えを伝えるとともに、来月中の工事着手に改めて強い意欲を示しました。しかし、補修費の確保が大きな問題となっているだけに、理事からは、「費用をどう確保するのか示すべき」など厳しい意見が相次ぎました。補修工事については、県の外部調査委員会での協議をもとに、理事会で最終決定されることになっています。
陸上自衛隊えびの駐屯地が廃止される可能性があるとして、地元の自治体が東国原知事に、国への働きかけなど、協力を要請しました。要望したのは、えびの市や小林市など、地元の自治体でつくる「えびの駐屯地存続期成同盟会」です。要望を受けた東国原知事は、「国の動向を見ながら、駐屯地の縮小や削減がないよう要望していく」と答えました。えびの駐屯地の定員は、4年前に、以前の半分以下となる、600人に削減されています。期成同盟会では、存続を求める約2万4000人分の署名を、すでに防衛省に提出しています。
美郷町の日向西郷中継局で、地上デジタル放送の試験放送が始まりました。本放送は、10月1日からで、日向西郷中継局の開局により、美郷町と諸塚村のそれぞれ一部、1000世帯余りで、地上デジタル放送を見ることができます。これで、既に本放送を始めたエリアと合わせて、県内の91.9%にあたる、約40万3千600世帯で、地上デジタル放送が視聴できるようになりました。県内では、今年度中に、青島や五ヶ瀬など、6つの中継局が開局する予定となっています。
9月1日は、防災の日です。日南市では、小学校の児童に、手作りの防災ずきんが贈られました。防災ずきんを贈ったのは、日南商工会議所の女性会のメンバーです。1日は日南市役所で贈呈式があり、女性会の田中芙巳子会長ら役員5人が、安野喜宏教育長に、製作した防災ずきん100枚を手渡しました。これを受け、安野教育長は「地震などの災害は、いつ、どんな形でやってくるのか分かりません。万一の事態に備え、役立てていきたい。」とお礼を述べました。今回贈られた防災ずきんは、会員31人が2か月前から手作りで布切れを縫い合わせ、中に綿を詰め込んで完成させたもので、子どもたちの肩の部分までカバーできるようになっています。贈られた防災ずきんは、市内13の小学校に配布され、避難訓練などで活用されることになっています。女性会では、3年前から、市内の小中学校にあわせて265枚を贈っていて、今後も毎年続けていきたいと話していました。
1日未明、JR門川駅で、特急列車が約210メートル、オーバーランしました。けが人などはありませんでしたが、列車は12分遅れで門川駅を発車しました1日午前0時半すぎ、JR日豊本線の門川駅で、南宮崎発、博多行きの上り特急列車が、所定の停止位置を約210メートル行き過ぎて停車しました。列車には、乗員・乗客あわせて40人が乗っていましたが、けが人などはありませんでした。列車は、その後、ホームまで引き返し、約12分遅れで門川駅を発車しました。JR九州によりますと、列車を運転していたのは、5年半の乗務歴がある27歳の男性運転士で、オーバーランの原因について「考えごとをしていて、ブレーキをかけるのが遅れた」と話しているということです。
福田総理大臣が、1日夜、緊急記者会見して辞任を表明し、県内でも驚きの声が上がっています。(福田首相)「私は本日辞任することを決意しました」(県民は)「急なことでびっくりしたけど仕方ないかと、次は誰になるのかというのが気になる」「不祥事とかも多かったと思うけど、今は手の打ちようがなかったというのもそうだ(辞任の理由)とも思う」「責任を果たしてから辞任というか、次の人に引き継ぐような形をとってもらいたかった」「(次の首相は)諸外国に対して、もう少し強い発言力を持った人が良いと思う」また、東国原知事は、「たいへん驚いている。1日も早く、安定した国政運営が図られることを願っている」とのコメントを発表しました。