福田辞任「小沢と太田」が受けた衝撃
最後の最後で男を上げた福田康夫
福田康夫総理の辞任を求めてデモまで呼びかけた私としては、今回の辞任表明は歓迎するところです。日本で初めてのネットでの呼びかけによる福田政権打倒デモをマスコミは無視しましたが、画期的なことであったと自負しています。
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51946491.html
今回の辞任を予想した人は殆どいません。年末か年明けには辞任も有り得るのではと、永田町では囁かれてはいましたが、まさかこんなにも早く決断するとは誰も思いもしませんでした。
私にとっても予想外のことでしたので、ここは自分の考えを書くのではなく、古くからお世話になっている元自民党の代議士秘書の方に直接夜電話でお伺いをしました。
その結果、今回の辞任は我々にとっては<辞めた>という事実と、もう一つその<辞め方にあった。>という意味で二重に歓迎すべきものであることが分かりましたので、その辺りをお届け致します。
今回は私は質問者で、意見を訊く立場に徹しています。
せと 「今回の辞任の背景とか、福田氏に何があったのか?その辺りの事情ついてどのように思われますか。」
元秘書 「誰が今回の辞任でショックを受けたかを考えれば、一目瞭然だね。それは小沢さんと太田さんのお二人だろう。」
せと 「小沢さんの方から教えて下さい」
元秘書 「辞任の話の中身が、殆ど小沢さんに対する恨み節になっている。国のために胸襟を開いて話し合いをして欲しかったーと語っていた。小沢さんとは大連立で一旦は合意したが、小沢さんが民主党をまとめ切れなくて辞任した。そのことを国民に改めて思い知らせたね。」
せと 「タイミングとしては民主党の代表選に小沢氏が出馬したこの時期を狙ったと言うことですか?」
元秘書 「その通りでしょう。党内もまとめ切れなかった人間が、対立候補もなく無投票で選ばれるということを許せなかった。今回の辞任の表明は将に民主党の代表選挙に対する嫌がらせのようなものだ。」
せと 「なるほど、民主党の代表選挙など、これでかすんでしまいました。では公明党の太田氏の方はどうですか?」
元秘書 「辞任するに当たって事前に何の相談もしていない。余程公明党には頭に来たんだね。」
せと 「詳しく説明願いませんか?」
元秘書 「臨時国会の開催日にイチャモンをつけられた。財政難で大変な時期にまたしてもばら撒きを強要された。国際的な約束でもあるテロ特措法への反対を一方的に突き付けられた。などで嫌気がさしたようだ。」
せと 「公明党との今後はどのようになるでしょうか?」
元秘書 「麻生さんとの会談が長時間に及んだということがカギになるのではないか。福田さんは麻生さんに、もう公明党を頼りにすべきではないと言ったのかもしれない。しかし、麻生さんとしても簡単には公明党は切りますとは言えなかったでしょう。」
せと 「今後どうなると思われますか?」
元秘書 「これで第一段階は終わって、第二段階の自民党総裁選挙を派手にぶち上げる。これは代表選挙を無投票で終わらせる民主党や、そもそも代表選挙という発想のない公明党に対する強烈な仕掛けだ。」
せと 「予想される自民党の総裁選の顔ぶれは?」
元秘書 「全党員が参加しての予備選挙には麻生さん、それに小池さん、野田さんの二人の女性、それから山崎派がどうなるかだ。山崎さんが執念を見せるのか、それとも石原都知事の息子さんが出るようになるのか?」
せと 「派手な選挙になりそうですが、麻生さんが有利な展開でしょうか?」
元秘書 「清和会も分裂選挙になるのかな?旧橋本派は額賀さんが出るかだが、今の所は流動的でしょう。何せ全党員参加となると国会議員だけの選挙とは違うからね。」
せと 「先ほど第二段階と言われましたが、第三段階とは何でしょうか?やはり解散ですか。」
元秘書 「解散前に、テロ特措法を巡って、民主党の保守系に対する政界再編の呼びかけではないかな。そうなれば公明党との連立解消。それが成功すれば万々歳だがね。」
せと 「本日は夜遅くありがとう御座いました。また、何かあったら教えて下さい。」
この元秘書は大臣秘書官まで務めた方で、私が若い頃からお世話になっている人で、永田町の事情にも詳しい方です。私は普段は○○先生とお呼びしています。
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