新快速は停車駅で下車しましょう。

2002年7月5日作成

まず、2chのスレに書き込まれていた事に、「４番線は通過のみで電車は停車しない為ロープが張られてはいなかったか？」というのがあった。が、 この写真を見れば解るように、どうやら少なくともこの時間帯（写真を撮ったのは事件が起こったのと同時刻前後）にはロープは張られていない。４番線の全部のロープがこの様に束ねられていた。 この写真は、１番線の西向き、つまり新快速の進行方向に向いて、ホーム西端で撮った写真だ。こんな感じのところで飛び降りたとイメージして欲しい。よく解らない白い物体は無視してくれ。 んで、コレが問題のフェンス。「危険」と書かれた貼り紙（ダンボール製っぽかった）がおぼろげながら確認できると思う。どのタイミングで飛び降りたかは詳しくは解らないが、取り敢えずこの近辺には違いあるまい。 それにしても気になるのが電柱。時速１００キロ近く（新快速は駅通過時に減速するし、住吉直後に大きなカーブがあるため、まず１００キロも出ていないのではないか？）から人間が飛び出したとしても恐らく２メートルも飛べないだろうが、線路から電柱までの距離は僅か数メートル。下手をすれば脳天直撃で脳漿ぶちまける可能性すらあっただろう。 あと、2chで「盲人用のデコボコのアレにゴスゴス体を擦ってヒィィィ」っていう推測があったけど、コレはある意味で的を射ていた。というのも、この点字（でいいのか？）、ホームの真ん中辺りだとラバー製なのだが、端になると こんな感じでアスファルト製になってるのだ（質感が伝わると良いのだが…）。これだと表面へのダメージは確かに普通のアスファルトより高いのではなかろうか。まぁどっちみち男は無事だった訳だけど。 そしてフェンスに近い写真が コレ。既にこの写真の時点でフェンスが明らかに曲がっていることが解る。横から見ると フェンスの異常さがよりはっきりと伝わってくる。更に、 並べて見るとかなり曲がってるのが解る。このフェンス、確かに柔らかい作りにはなっているが、硬軟併存しており、ちょっと押したり蹴ったりしたくらいではビクともしない。やはりこうやって誰かがダイブすることを想定して設計されたのだろうか。しかし科学の粋を極めたフェンス様でも、時速１００キロからのダイビングアタックには斯様に曲がり、 留め金もこの有様。一部フェンスのワイヤーが鋭く切れていた。この鉄線が切れるほどの力がかかったと考えると男の超人性が更に強調される気がする。因みに、正常な場合は こんな感じ。見比べるとやっぱ相当変形してるね。 勿論フェンスのポールも、 相当曲がってる。このポールって地面のどれくらいまで埋まってるんだろ。それなりに深いんだろうなぁ。そうじゃないと根刮ぎ吹っ飛ぶだろうし…。 最後に、フェンスを調べてみたところ、 この指が差している部分に、明らかに不自然な繊維が付着していた。糸屑などでは決して無く、かなりフェンスにこびり付いていた。また、ちょっと丈夫な感じがした。もしかするとコレは男が背負っていたというリュックのものかも知れない。だとすると、男はフェンスに背中から激突したと推測され、男が無傷で済んだ（ってなコトはないだろうが少なくとも即死しなかった）理由が一つ解明された事になる。 駅員に話を聞いてみたら、あからさまに『この話には触れるな』と言う風の応対をされ何も聞けなかった。まぁあの様子だと本当に何も知らなかったかもしれないが。他にも、事件と同時刻前後で、ホームにいた人数名に目撃したかどうか聞いてみたが、一人もyesと答えてくれなかった。運が悪かったのが、ただ単に目撃者がそう多くなかったのか…。 また、住吉・学生・リュック・奇行という四要素から導き出される結論は『灘校生』である。しかし、（URLは伏せさせて戴くが）とある灘現役生用掲示板には、現時点では特にこれといった記述はない。 おまけ：新快速ダイブが如何に無茶か解る動画（avi形式１．３メガ）

フェンス激突