積水ハウスは1日、住宅需要の低迷や鉄骨の値上げの影響で09年1月期連結決算の業績予想を下方修正すると発表した。売上高を従来予想比4.8%減の1兆5800億円、営業利益を同14.4%減の890億円に引き下げる。増収減益の見通しから減収減益に転じる予想となった。
同日発表した08年7月期連結中間決算は、売上高が前年同期比1.7%減。戸建て住宅の販売が同17.8%減と大きく落ち込んだ影響という。営業利益は東京ミッドタウンなど大規模開発の利益を計上したため同9.5%増だった。
阿部俊則社長は「大都市を除いて不動産市場は厳しく、さらなる値下げ期待から買い控えが広がっている」と話した。