香川県高松市は14日、人や地球環境にやさしいまちづくりを目指す「カーフリーデー(車を使わない日)」への参加に向けた推進協議会を設立。9月21日には市道二番丁築地線(通称・美術館通り)の約300メートルを通行規制し、第1弾の啓発イベントを開くことを決めた。
カーフリーデーは、車の利用を規制することで環境や都市交通のあり方を見直そうと、1997年にフランスで始まった社会啓発運動。昨年はヨーロッパを中心に世界約2000都市が参加し、国内でも横浜、松本など6都市が実施した。
高松市の啓発イベントは、「第1回カーフリーデー高松」と銘打ち開催。当日は、美術館通りの中央通り―フェリー通り間約300メートルの車の進入を規制。通りには各種バザーが繰り出し、大道芸などのショーが展開されるほか、沿道の市美術館講堂で啓発シンポジウムなども開く予定。
同推進協は商店街などの各種団体や関係機関で構成、今後の会合でイベント内容などを精査する。会長に就任した大西市長は「新しい都市交通のあり方や環境へのかかわり方を考える貴重な機会。多くの市民に参加してもらいたい」と意欲を示した。