香川県高松市の「カーフリーデー(車を使わない日)」参加に向けた推進協議会(会長・大西秀人高松市長)の本年度最終会合が29日、同市役所であり、9月21日に実施する啓発イベント「第1回カーフリーデー高松」の開催要項が決まった。
カーフリーデーは、欧州発祥の世界規模のキャンペーン。中心市街地を訪れる人に徒歩や自転車、公共交通機関を利用してもらい、車のない生活の快適さに気づいてもらうのが狙い。昨年はヨーロッパを中心に約2000都市が参加し、国内でも横浜、松本など6都市が実施した。
高松市は今年が初参加。9月16―22日を「モビリティーウイーク(交通週間)」と位置付け、イベントは9月21日に開く。当日は午前10時から午後6時までの間、市道二番丁築地線(通称・美術館通り)の約300メートルで車の通行を規制。同区間でミュージシャンの生ライブや大道芸、おもしろ自転車の試乗などの催しを繰り広げる。
この日の会合では、イベント当日に市内のレンタサイクルをすべて無料とするほか、広報として新聞折り込みチラシを7万枚程度配布することも決めた。