TOTOは1日、石油給湯の器具内部が油漏れで焦げる事故が74件発生したとして、16万9975台の無料点検と部品交換を実施する、と発表した。また、すでに自主点検した給湯機で、交換した部品が劣化し油漏れが2件発生したとして、9163台を再度点検し、部品交換を行う。
対象商品は石油直圧式給湯器「ハイアクティシリーズ」。サンポット▽高木産業▽長州産業▽長府工産▽ネポン▽パロマ--の6社が販売するOEM(相手先ブランドによる受託生産)製品も含まれる。部品の組み立てが不十分で油が漏れ、すき間からの熱気で最大で10センチ四方程度焦げたという。
2回目の自主点検を行うのは同シリーズのうち02年に同社が部品交換した商品で、今年に入って取り換えた部品が劣化し油が漏れる不具合が見つかった。
いずれも型式はホームページと2日の新聞各紙掲載の社告で告知する。問い合わせは同社0120・444・309。
毎日新聞 2008年9月1日 20時17分(最終更新 9月1日 22時49分)