コースを走行するロボットに組み込むシステム技術(ET)の腕前を競う「ETロボコン2008」の東北大会が31日、滝沢村の県立大で開かれた。東北6県から、大学生やソフトウエア開発企業の新人社員ら26組が出場、スピードや制御の正確さを競った。
組み込みシステム技術協会(JASA)が主催で、東北での地区大会開催は初めて。競技は、全長20センチほどのロボットにソフトウエアを搭載。コースを自動で走らせ、所要時間を競う。破線の近道やループ線を通るとポイントになる。
担当の県立大組み込み技術研究所長の曽我正和教授は「プログラムを実際に動かし、ものづくりの喜びを学生らが感じてほしい」と語る。参加した県立大ソフトウェア情報学部3年の湯山悠司さん(21)は「コースをショートカットする部分が難しかった。テスト回数が少なかったかも」と話していた。
上位3組と特別賞の計4組は、11月に横浜市で開かれる全国大会に出場する。【山口圭一】
毎日新聞 2008年9月1日 地方版