山本モナを復帰させるしかないフジテレビ

●視聴率が…

　芸能界引退、ヘアヌード写真集出版、海外移住……など諸説ささやかれていた山本モナ（３２）にようやく復帰のメドがついたようだ。２度目の不倫騒動で事実上“降板”した日曜夜の「サキヨミ」（フジテレビ）に１０月から復帰するというのだ。

　今回も救いの手を差し伸べたのは前回同様、ビートたけしだった……。

「たけしは早くからモナが復帰できるようにフジの上層部に掛け合ってきました。７月に放映された『２７時間テレビ』にギャラを無視して出演したり、事あるごとにモナの話題に触れ世間から忘れ去られないよう演出してきた。『サキヨミ』スタッフもたけしを支持しています」（事情通）

　もっとも、最大の要因はフジの背に腹は代えられない事情である。一時は視聴率が１０％を超えていたが、ここ数回は６〜７％をウロウロし、下がり続けている。モナの抜けた穴を埋めるため、滝川クリステルを起用する案が有力だったが、所属先の共同テレビが反対して流れてしまった。テコ入れには“モナ投入”がベストの選択である。

　また、局内に「モナを降板させる道理がない」という根強い声もある。

「かつて不倫問題を起こしながらキャスターを続けている安藤優子もいるし、北京五輪でリポーターを務めた渡辺和洋の不倫騒動も結局、ウヤムヤになってしまった。モナは降板したのに不公平という声が優勢になっています」（フジ関係者）

　モナを後押しする勢力はもっとある。レギュラー出演していた他局の番組もモナが戻れるように準備を始めている。日本テレビの「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」や「行列のできる法律相談所」などだ。さらに、ＴＢＳは１２月以降にレギュラーで起用する考えもあるそうだ。

　たけしは１０月から始まる土曜夜「情報７ｄａｙｓ」（ＴＢＳ）でニュースキャスター・デビューが内定。モナが復帰できれば、土日の夜を同事務所のたけしとモナで占有することになるが。

（日刊ゲンダイ2008年8月28日掲載）