岡山放送局

2008年8月31日 19時50分更新

岡山市で総合防災訓練


1日の「防災の日」を前に、岡山市で大地震が発生したという想定で消防や警察、それに自衛隊などが参加した大規模な防災訓練が行われました。

訓練は、紀伊半島沖を震源にマグニチュード8点6の地震が発生し、岡山県内で震度6弱の揺れを観測したという想定で行われ、消防や警察、それに自衛隊などあわせておよそ1400人が参加しました。

けが人がでた現場では消防や警察が到着するまでの間、地域の自主防災組織のメンバーが停止した心臓を電気ショックを与えて回復させるAEDと呼ばれる機器などを使って救命活動を行いました。

この後、消防や警察が地震で倒壊した家屋や多重事故に巻き込まれたバスから次々とけが人を助け出し、けがの程度に応じて4種類の色のタグを付けて治療を始める優先順位を決めるトリアージと呼ばれる方法で救護にあたっていました。

また、ことしは初めて津波で流された人の救助訓練も行われ、川でおぼれている人を消防のヘリコプターでつり上げたり、警察が空気銃でロープを川に打ち込んだりして助け出していました。