岡山放送局

2008年8月31日 19時50分更新

棚田オーナーが稲刈り体験


岡山県矢掛町で棚田のオーナーとして稲作に取り組んできた人たちが稲の刈り取り作業を体験しました。

岡山県矢掛町の山あいにある美川地区では農家の人手不足によって地元の棚田が荒れるのを防ぐため、「棚田のオーナー」を募集して、田植えや稲刈りなどの作業を手伝ってもらっています。

31日は岡山市などに住む棚田のオーナーとその家族、およそ20人が、契約している田んぼに集まり、ことし5月に自分たちで植えた稲の刈り取り作業を体験しました。
稲は1メートルほどの高さに伸び、黄金色の穂を実らせていて、参加者たちは1株ずつていねいに刈り取っていました。
地元の農家によりますと、ことしは雨不足で水の確保に苦労したということですが、稲穂は平年よりも大きくできはよいということです。
参加したオーナーの1人は「ふだん何気なく米を食べていますが、農家の人たちの苦労がよくわかりました」と話していました。

刈り取られた稲はこれから農家の人たちが乾燥や脱穀の作業を行い、10月にはオーナーのもとに届けるということです。