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臨時夜行特急:まりもラストラン 59年の歴史に幕

多くの鉄道ファンが見守る中、「まりも」の最終運行を前に行われたセレモニー=JR札幌駅で2008年8月31日午後10時35分、西本勝撮影
多くの鉄道ファンが見守る中、「まりも」の最終運行を前に行われたセレモニー=JR札幌駅で2008年8月31日午後10時35分、西本勝撮影

 札幌-釧路間を結ぶJR北海道の臨時夜行特急「まりも」(9両編成)が31日、約59年の歴史に幕を下ろした。道内の都市間を走る最後の夜行列車で、この日は約120人が「まりも」のラストランを一目見ようと深夜の札幌駅に集まった。

 最終列車は約310人が乗り込み定時の午後11時8分、汽笛を2回鳴らして出発。一斉にカメラのフラッシュがたかれた。東京から来たという女性(39)は「無くなるのは寂しいです」。札幌市厚別区の男性(35)は「最初に乗ったのは高校2年の夏休みで、道内を周遊した。いま見るとそのころを思い出します」と惜しんだ。

 49(昭和24)年、函館-札幌-釧路を乗り換えなしで結ぶ夜行急行列車として誕生。51年に愛称が「まりも」に決まった。65には札幌-釧路に短縮。07年の利用客は約4万人、80年代の約13万人に比べて激減した。07年10月からは臨時列車になっていた。【佐藤心哉】

毎日新聞 2008年9月1日 0時01分(最終更新 9月1日 0時42分)

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