戻る時は、画面左上のをクリックしてちょーだい。 |
ノーズアート
元々は戦争中、パイロットや整備員が自分のヒコーキに敵をバカにするような落書きを描いたり、「俺のヒコーキはつよいんだぞ!」ってヒコーキに怒った顔(サメの顔を入れるのが一般的です)を描いたり、大切な彼女や奥さんから遠く引き離されて女っけ無い戦場で「せめて絵だけでも」と“女のこ
の絵”を描いたり(特に爆撃機)、から始まって、やっぱり上手な人は上手だから、戦後はそれらの絵が芸術(アート)として認められるようになり、芸術的な価値が生まれました。革ジャンパーの背中や裏地に同じ絵を描き込んだものや、zippoライターでシリーズ化されたものなど日本でもよく見かけます。Tシャツなどもありますよね。そしてそれら“ヒコーキの落書き”は機首の方(前のほう)に描かれることが多かったから“ノーズアート”と呼ばれています。まあ、敵をバカにするためにとか、強がりみたいな絵を描くというのは、精神的に分析れば、きっと敵に対する恐怖心とかってなるんだろうけどね。「みんな精一杯だったんだなぁ」なんてこーちんは思います。
さて、うちのヒコーキにノーズアートを入れることがあります。当然本当はイケナイとされています(どのヒコーキをどういう色で塗りなさいというのはしっかり決まっています)自動車の色はすこしでもお客さんが好むような“キレイな色”がきっと重要な事なんだと思いますが、軍隊や自衛隊のヒコーキの場合、それは全くどうでも良く、敵に見つからないために色を塗ります(地肌の素材をあらゆる天候の下で長年守るためでもあります。どちらについても、すっごく良く考えられている塗料を使っています)だからすべて決まっているのです。でも、各部隊対抗で空中戦の競技会などをやる時は、みんな相手チームへの威嚇?とかいろんな理由で(ちゃんと許可をもらって)描いてしまいます。(でも、終わったらすぐに消さなくてはなりません。消すのが大変なんだよぉ)
それでは、うちのファントムの落書きをいくつか紹介しましょう。
撮影;林 睦美(航空機写真家) |
1994戦技競技会 |
908号機 (青龍) |
機付長;こーちん(当時) | |
906号機 (玄武) |
機付長;公さん(当時) | |
909号機 (朱雀) |
機付長;仲家さん(当時) | |
907号機 (白虎) |
機付長;村やん(当時) | |
914号機 (麒麟) |
機付長;ばかオヤジ(当時) |
1996戦技競技会 |
903号機 Urd |
|||
908号機 Skuld |
|||
909号機 Belldandy |
飛んでるところ撮影;松野 真司(写真家) |
1999戦技競技会 |
902号機 | 新谷かおる氏 | |||
主な作品; エリア88,ファントム無頼,日の丸あげて,ガッテム,ふたり鷹など | ||||
912号機 | たがみよしひさ氏 | |||
主な作品;軽井沢シンドローム,お江戸忍法帖,雪降るよるは気をつけて,UNDER GROUND,学園ミステリーシリーズ,首など 写真は、「お江戸忍法帖」のキャラをアレンジしたものだそうです。 |
||||
905号機 | 和田慎二氏 | |||
主な作品;スケバン刑事(デカ),明日香シリーズ,少女鮫,ピグマリオ,怪盗アマリリスなど | ||||
注意;この作品は、プロの漫画家である諸先生方の作品ですので、著作権の関係上、この画像の他への流用はお断りします。また、無断流用防止のため、画質を低下させていますので、見にくいかもしれませんがご了承下さい。 |
その他の落書き | ||||
おまけ うちのヒコーキの色特集 マニア必見!? |