2008-08-21 22:59:58
断罪されるべきは白衣のギャングだ(小野哲)
テーマ:ブログ
Date: Thu, 21 Aug 2008 22:30:12 +0900
久々に裁判に激怒した。
余りにもでたらめ極まりない判決に対してである。今回、毎日新聞記事より引用し、一部私のコメントも入れた。
福島・大野病院医療事故:帝王切開判決 無罪に医師、安堵 女性の父、目閉じ
医師の判断に「過失」はなかった--。全国の医療関係者が注目した「大野病院事件」で、無罪判決が言い渡された。判決の瞬間、医師の加藤克彦被告(40)は小さく息をつき、安堵(あんど)の表情を見せた。昨年1月の初公判から判決まで15回の公判すべてを傍聴した被害女性の父渡辺好男さん(58)は前かがみで目を閉じ、聴き入っていた。【松本惇、清水健二】
福島地裁1号法廷。午前10時すぎ、スーツ姿の加藤医師が入廷。被告席に着く際、裁判長と傍聴席の遺族にそれぞれ一礼した。「被告人は無罪」。鈴木信行裁判長の声が法廷に響くと、直立不動で聴いていた加藤医師は、ほおをふくらませ、小さく息をついた。
判決言い渡しを終えた鈴木裁判長が、最後に「これが裁判所の結論です」と述べると、加藤医師は裁判長に向かって深々と頭を下げた。検察側にも2回会釈し、表情を崩さないまま法廷を後にした。
加藤医師は初公判から「切迫した状況でできる範囲のことを精いっぱいやった」と無罪を主張しつつ、謝罪も口にし、今年5月の最終意見陳述では「できる限り一生懸命行ったが悪い結果になり、非常に悲しく悔しい思い」と述べていた。
一方、死亡した女性は出産後、対面した長女の手をつかんで「ちっちゃい手だね」と声をかけたという。その後胎盤剥離(はくり)を経て容体が急変し、出産の約4時間半後に死亡した。
渡辺さんは判決を控えた今月12日、毎日新聞の取材に応じ、公判で繰り返し謝罪した加藤医師に対し「わびるなら、娘が生きている間になぜ医療の手を差し伸べてくれなかったのか。絶対許さないという気持ち」と怒りをあらわにした。
娘の死の真実を知ろうと、医学用語をはじめ、帝王切開手術の知識を医学書やインターネットで調べ、ファイルにまとめた。医療事故を機に生活は一変し、「笑顔がなくなった」と語る。孫に「母親」を意識させたくないと、家族連れが集まる場所には連れ出さないという。
◇「混乱収束のため、控訴せぬように」--日産婦理事長
吉村泰典・日本産科婦人科学会理事長は「被告が行った医療の水準は高く、医療過誤と言うべきものではない。癒着胎盤は極めてまれな疾患であり、最善の治療に関する学術的な議論は現在も続いている段階だ。学会は、今回のような重篤な症例も救命できる医療の確立を目指し、今後も診療体制の整備を進める。医療現場の混乱を一日も早く収束するため、検察が控訴しないことを強く要請する」との声明を出した。
小野コメント
正に白衣をまとったギャングの言い逃れであり、あの林郁夫以下だ。猛反省して出直しなさいと怒鳴りたい。まず、反省しているのなら林みたいに自分から医師免許を返上すべきだ。これは、被害者や遺族への最低限のケジメである。
私は加藤のような無責任な医者からの治療は受けたくない。医師というのは命に対して最大限の責任を負う。それ故の権限の大きさなのであり、加藤はそれを全く自覚していない。こんな輩のどこが無罪といえるのか(林についても最後に記述する)。
ギャング(Wikipedia日本語版より引用)とは、暴力的な犯罪集団を指す言葉であるが、加藤のような一見良心的を装う医者が陰で医療ミスを犯し、身内で庇い合う。まさに白衣のギャングではないか。
◇出産は危険伴う/再発防止へ教訓学べ
今回の無罪判決に、関係者からは「妥当だ」「事故の教訓を生かして」など、さまざまな声が上がった。
日本産科婦人科学会の調査によると、妊娠・出産に伴って命にかかわる緊急治療を必要とする女性は250人に1人と推計されている。調査を担当した国立成育医療センターの久保隆彦・産科医長は「一般に妊娠・出産は危険な行為であるということが知られていないが、産科医は数多くの危険な妊婦を助けてきた。有罪になれば、こうした妊婦を対象にした医療行為が否定され、産科医療の崩壊に拍車をかけるところだった。判決は極めて妥当な判断だ」と語った。
加藤医師の支援活動をしてきた上昌広・東大医科学研究所特任准教授は「今回のような医療事故を法廷で真相究明することの限界が明らかになった。これを機に医療事故における業務上過失致死罪の適用について国民的な議論が必要。司法関係者も、医療事故に刑法を適用することの是非をもっと議論すべきだ」と話した。
25年前に医療事故で娘を亡くした「医療過誤原告の会」の宮脇正和会長(58)は「医療界は刑事訴追への批判だけで終わらせず、この事故からリスクの高い医療行為の際には応援医師を呼ぶなどの体制を取るべきだという教訓を学び、再発防止に役立ててほしい」と訴えた。
毎日新聞 2008年8月20日 東京夕刊
さらに私が愕然としたのは加藤が医療現場への復帰を希望していることだ。これでは反省していないと自分から話しているに等しい。私はこの男からの治療なんかまっぴらゴメンだと奴の目の前で怒鳴りつけてやりたくなる。
福島・大野病院医療事故:妊婦失血死無罪 加藤医師、医療現場復帰を希望--会見
福島県立大野病院の医療事故で業務上過失致死罪などに問われ、20日に福島地裁で無罪判決を受けた産婦人科医の加藤克彦被告(40)=休職中=は同日午後、弁護団とともに福島市内で記者会見し、「最悪の結果になり本当に申し訳ない」と亡くなった女性や遺族に謝罪。今後は「地域医療の現場で患者さんにできることを精いっぱいやりたい」と語った。捜査当局には「僕みたいな立場の人をつくらないでほしい」と述べた。(3面にクローズアップ、25面に判決要旨)
主任弁護人の平岩敬一弁護士は「弁護側主張を標準医療と認めた」と判決を評価。異状死の警察署への届け出を定める医師法21条に関して「診療を受けている疾病によって死亡した場合、要件を欠く」と判断したことについても「かなり踏み込んでおり、今後の解釈に大きな影響を与える」とした。
小野コメント この判決は絶対に容認できない。まず、人の命がなくなった事実を厳粛に受け止めるならオウム真理教の林郁夫のように医師免許を自主的に返納すべきだ。人の命を何だと思っているのか、加藤のモラルのなさには唖然とした。どう考えても有罪であることは明らかであり、冤罪ではない。加藤の妄想ぶりには呆れた。
この判決は医療ミスに免罪符を与えるに等しい最低の判決であり、検察は即刻控訴してこの男から医師免許を没収すべきだ。そもそも、出産にしても昔みたいに助産院を増やす政策も必要だ。
女性の父渡辺好男さん(58)は県庁で会見し「父として残念。今後の医療界に不安を感じざるをえない」と述べた。福島地検の村上満男次席検事は控訴について「上級庁と協議のうえ適切に対処したい」と話した。【松本惇、西嶋正法、今井美津子】
◇刑法になじむのか--舛添要一・厚生労働相の話
何をもって医師の過失とするのか判断が非常に難しい。そもそも刑法犯罪としてなじむのか。判決で参考にできるところは参考にし、(死因究明の第三者委員会である医療安全調査委員会の設置法案を)来るべき臨時国会できちんとコンセンサスを得てまとめたい。委員会だけでなく、(医師の過失が立証できなくても補償金が受けられる)無過失補償制度など、いろんな施策を組み合わせて、医療体制全体を再構築することが重要だ。
◇専門家の手で究明--日本医師会の木下勝之常任理事の話
妥当な判決で、医療事故の原因究明は専門家で行うべきだ。今後も同じように不幸な事件が起きてもおかしくない。厚生労働省による第三者機関「医療安全調査委員会」の設置を支援していきたい。患者と真摯(しんし)に向き合い、溝を埋める努力をしていく。
◇適切医療と言えず--産科医療裁判の経験がある中央社会保険医療協議会の勝村久司委員の話
加藤医師は減給1カ月処分も受けており、刑事責任は別にしても医療行為が適切だったとは言えない。県が事故調査報告を作成する際に遺族から聞き取りをしないなど、遺族対応も不十分だった。今回の事故を全面的に正当化してしまうと、重大な事故隠しなどにつながりかねず、関係者は反省すべき点は反省してほしい。
毎日新聞 2008年8月21日 東京朝刊
小野コメント まっとうなコメントを述べているのは勝村さんだけ。後は業界の代理人そのもの。いかに患者不在かを示している。このままでは「ゴットハンド輝」の四瑛会が日本にはびこりかねない。
最も、四瑛会の腐敗を嘆いた人が立ち上がったから、ましなのだがこの判決はこうした人たちに絶望を与えるだけのマイナス面がきわめて強い。私は遺族が民事訴訟を起こした場合、支持したい。ライブドアの投機家連中に同情する気は全くないが、人の命を預かる者の倫理が極めて劣悪極まりないと言うことを勝村さん以外の連中のコメントはいみじくも示している。
厚生省時代から厚生労働省は腐敗していた。それは宮本政於さんが命を落としても告発したように、薬害の連発でそうだったし岡光某による老人ホーム建設を巡る贈収賄事件でも明らかだ。厚生労働省に川田龍平氏や薬害被害者が大臣や改革委員会の委員になり、大解体しない限り患者不在の医療は今後も続くのではないか。それとも、林郁夫に大臣になってもらおうか。
林郁夫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
林 郁夫(はやし いくお、1947年1月23日 -
)は、元オウム真理教幹部。元医師。教団が省庁制を採用した後は治療省大臣だった。地下鉄サリン事件の実行犯。ホーリーネームは、クリシュナナンダ。
同教団幹部であった同姓の林泰男とは縁戚関係ではない。
[編集] 来歴
1947年、品川の開業医の家に生まれた。慶應義塾中等部から慶應義塾高等学校を経て慶應義塾大学医学部卒業後、アメリカに留学、帰国後茨城県東海村の病院に勤める。このとき起こした交通事故(加害事故)が心の重荷になり、心の拠り所を得るためにヨガ道場に通うようになる。
1989年オウム真理教に入信、1990年5月に出家信者となる。夫婦共に信者になった。「師長」になり、東京都中野区にあった教団付属医院の院長に就任。1994年には治療省大臣となる。ダーティーワークに従事する信者の指紋消去手術を行った行為などがワイドショーで報じられた。
1995年、地下鉄サリン事件の実行犯として千代田線にサリンを撒布し2人を殺害、231人に重軽傷を負わせた。同年の4月8日に石川県穴水町の路上で逮捕される。この後の麻原彰晃からの林への「シヴァ神にポアされて良かったね。マントラを1万回唱えなさい」などの発言で麻原に不信感を持ったと言われている。
逮捕当初は林の「警察とオウム真理教との戦いだ」との発言、断食を宣言するなどの行為を行ったこともあり、死刑は免れないと思われたが、上記の麻原への不信感が原因とも言われている逮捕後の捜査に協力的な点や、公判の中で遺族・被害者側が改悛の情があるとして必ずしも死刑を求めなかったこと、サリン散布の実行犯であることを捜査側が関知していない段階で自ら告白した点、罪の呵責に喘いでいる点などを考慮し、検察は林の全面自供により地下鉄サリン事件の全容が明らかになったことが自首に相当するとの判断を下し、このため検察は死刑ではなく無期懲役を求刑した。こうした事件において検察側が自発的に求刑を軽減するのは極めて異例のこ
とである。
その結果、1998年東京地裁で無期懲役の判決。検察側も林側も控訴せず、一審で確定し、府中刑務所に現在服役中。
『文藝春秋』に手記を発表する。その中で、麻原が学歴コンプレックスから高学歴な自分に敢えてダーティなワークをやらせたと解釈している。
[編集] 関連事件
目黒公証人役場事務長拉致監禁致死事件
地下鉄サリン事件
[編集] 著書
『オウムと私』文藝春秋(1998年)ISBN 4167656175
表・話・編・歴オウム真理教
久々に裁判に激怒した。
余りにもでたらめ極まりない判決に対してである。今回、毎日新聞記事より引用し、一部私のコメントも入れた。
福島・大野病院医療事故:帝王切開判決 無罪に医師、安堵 女性の父、目閉じ
医師の判断に「過失」はなかった--。全国の医療関係者が注目した「大野病院事件」で、無罪判決が言い渡された。判決の瞬間、医師の加藤克彦被告(40)は小さく息をつき、安堵(あんど)の表情を見せた。昨年1月の初公判から判決まで15回の公判すべてを傍聴した被害女性の父渡辺好男さん(58)は前かがみで目を閉じ、聴き入っていた。【松本惇、清水健二】
福島地裁1号法廷。午前10時すぎ、スーツ姿の加藤医師が入廷。被告席に着く際、裁判長と傍聴席の遺族にそれぞれ一礼した。「被告人は無罪」。鈴木信行裁判長の声が法廷に響くと、直立不動で聴いていた加藤医師は、ほおをふくらませ、小さく息をついた。
判決言い渡しを終えた鈴木裁判長が、最後に「これが裁判所の結論です」と述べると、加藤医師は裁判長に向かって深々と頭を下げた。検察側にも2回会釈し、表情を崩さないまま法廷を後にした。
加藤医師は初公判から「切迫した状況でできる範囲のことを精いっぱいやった」と無罪を主張しつつ、謝罪も口にし、今年5月の最終意見陳述では「できる限り一生懸命行ったが悪い結果になり、非常に悲しく悔しい思い」と述べていた。
一方、死亡した女性は出産後、対面した長女の手をつかんで「ちっちゃい手だね」と声をかけたという。その後胎盤剥離(はくり)を経て容体が急変し、出産の約4時間半後に死亡した。
渡辺さんは判決を控えた今月12日、毎日新聞の取材に応じ、公判で繰り返し謝罪した加藤医師に対し「わびるなら、娘が生きている間になぜ医療の手を差し伸べてくれなかったのか。絶対許さないという気持ち」と怒りをあらわにした。
娘の死の真実を知ろうと、医学用語をはじめ、帝王切開手術の知識を医学書やインターネットで調べ、ファイルにまとめた。医療事故を機に生活は一変し、「笑顔がなくなった」と語る。孫に「母親」を意識させたくないと、家族連れが集まる場所には連れ出さないという。
◇「混乱収束のため、控訴せぬように」--日産婦理事長
吉村泰典・日本産科婦人科学会理事長は「被告が行った医療の水準は高く、医療過誤と言うべきものではない。癒着胎盤は極めてまれな疾患であり、最善の治療に関する学術的な議論は現在も続いている段階だ。学会は、今回のような重篤な症例も救命できる医療の確立を目指し、今後も診療体制の整備を進める。医療現場の混乱を一日も早く収束するため、検察が控訴しないことを強く要請する」との声明を出した。
小野コメント
正に白衣をまとったギャングの言い逃れであり、あの林郁夫以下だ。猛反省して出直しなさいと怒鳴りたい。まず、反省しているのなら林みたいに自分から医師免許を返上すべきだ。これは、被害者や遺族への最低限のケジメである。
私は加藤のような無責任な医者からの治療は受けたくない。医師というのは命に対して最大限の責任を負う。それ故の権限の大きさなのであり、加藤はそれを全く自覚していない。こんな輩のどこが無罪といえるのか(林についても最後に記述する)。
ギャング(Wikipedia日本語版より引用)とは、暴力的な犯罪集団を指す言葉であるが、加藤のような一見良心的を装う医者が陰で医療ミスを犯し、身内で庇い合う。まさに白衣のギャングではないか。
◇出産は危険伴う/再発防止へ教訓学べ
今回の無罪判決に、関係者からは「妥当だ」「事故の教訓を生かして」など、さまざまな声が上がった。
日本産科婦人科学会の調査によると、妊娠・出産に伴って命にかかわる緊急治療を必要とする女性は250人に1人と推計されている。調査を担当した国立成育医療センターの久保隆彦・産科医長は「一般に妊娠・出産は危険な行為であるということが知られていないが、産科医は数多くの危険な妊婦を助けてきた。有罪になれば、こうした妊婦を対象にした医療行為が否定され、産科医療の崩壊に拍車をかけるところだった。判決は極めて妥当な判断だ」と語った。
加藤医師の支援活動をしてきた上昌広・東大医科学研究所特任准教授は「今回のような医療事故を法廷で真相究明することの限界が明らかになった。これを機に医療事故における業務上過失致死罪の適用について国民的な議論が必要。司法関係者も、医療事故に刑法を適用することの是非をもっと議論すべきだ」と話した。
25年前に医療事故で娘を亡くした「医療過誤原告の会」の宮脇正和会長(58)は「医療界は刑事訴追への批判だけで終わらせず、この事故からリスクの高い医療行為の際には応援医師を呼ぶなどの体制を取るべきだという教訓を学び、再発防止に役立ててほしい」と訴えた。
毎日新聞 2008年8月20日 東京夕刊
さらに私が愕然としたのは加藤が医療現場への復帰を希望していることだ。これでは反省していないと自分から話しているに等しい。私はこの男からの治療なんかまっぴらゴメンだと奴の目の前で怒鳴りつけてやりたくなる。
福島・大野病院医療事故:妊婦失血死無罪 加藤医師、医療現場復帰を希望--会見
福島県立大野病院の医療事故で業務上過失致死罪などに問われ、20日に福島地裁で無罪判決を受けた産婦人科医の加藤克彦被告(40)=休職中=は同日午後、弁護団とともに福島市内で記者会見し、「最悪の結果になり本当に申し訳ない」と亡くなった女性や遺族に謝罪。今後は「地域医療の現場で患者さんにできることを精いっぱいやりたい」と語った。捜査当局には「僕みたいな立場の人をつくらないでほしい」と述べた。(3面にクローズアップ、25面に判決要旨)
主任弁護人の平岩敬一弁護士は「弁護側主張を標準医療と認めた」と判決を評価。異状死の警察署への届け出を定める医師法21条に関して「診療を受けている疾病によって死亡した場合、要件を欠く」と判断したことについても「かなり踏み込んでおり、今後の解釈に大きな影響を与える」とした。
小野コメント この判決は絶対に容認できない。まず、人の命がなくなった事実を厳粛に受け止めるならオウム真理教の林郁夫のように医師免許を自主的に返納すべきだ。人の命を何だと思っているのか、加藤のモラルのなさには唖然とした。どう考えても有罪であることは明らかであり、冤罪ではない。加藤の妄想ぶりには呆れた。
この判決は医療ミスに免罪符を与えるに等しい最低の判決であり、検察は即刻控訴してこの男から医師免許を没収すべきだ。そもそも、出産にしても昔みたいに助産院を増やす政策も必要だ。
女性の父渡辺好男さん(58)は県庁で会見し「父として残念。今後の医療界に不安を感じざるをえない」と述べた。福島地検の村上満男次席検事は控訴について「上級庁と協議のうえ適切に対処したい」と話した。【松本惇、西嶋正法、今井美津子】
◇刑法になじむのか--舛添要一・厚生労働相の話
何をもって医師の過失とするのか判断が非常に難しい。そもそも刑法犯罪としてなじむのか。判決で参考にできるところは参考にし、(死因究明の第三者委員会である医療安全調査委員会の設置法案を)来るべき臨時国会できちんとコンセンサスを得てまとめたい。委員会だけでなく、(医師の過失が立証できなくても補償金が受けられる)無過失補償制度など、いろんな施策を組み合わせて、医療体制全体を再構築することが重要だ。
◇専門家の手で究明--日本医師会の木下勝之常任理事の話
妥当な判決で、医療事故の原因究明は専門家で行うべきだ。今後も同じように不幸な事件が起きてもおかしくない。厚生労働省による第三者機関「医療安全調査委員会」の設置を支援していきたい。患者と真摯(しんし)に向き合い、溝を埋める努力をしていく。
◇適切医療と言えず--産科医療裁判の経験がある中央社会保険医療協議会の勝村久司委員の話
加藤医師は減給1カ月処分も受けており、刑事責任は別にしても医療行為が適切だったとは言えない。県が事故調査報告を作成する際に遺族から聞き取りをしないなど、遺族対応も不十分だった。今回の事故を全面的に正当化してしまうと、重大な事故隠しなどにつながりかねず、関係者は反省すべき点は反省してほしい。
毎日新聞 2008年8月21日 東京朝刊
小野コメント まっとうなコメントを述べているのは勝村さんだけ。後は業界の代理人そのもの。いかに患者不在かを示している。このままでは「ゴットハンド輝」の四瑛会が日本にはびこりかねない。
最も、四瑛会の腐敗を嘆いた人が立ち上がったから、ましなのだがこの判決はこうした人たちに絶望を与えるだけのマイナス面がきわめて強い。私は遺族が民事訴訟を起こした場合、支持したい。ライブドアの投機家連中に同情する気は全くないが、人の命を預かる者の倫理が極めて劣悪極まりないと言うことを勝村さん以外の連中のコメントはいみじくも示している。
厚生省時代から厚生労働省は腐敗していた。それは宮本政於さんが命を落としても告発したように、薬害の連発でそうだったし岡光某による老人ホーム建設を巡る贈収賄事件でも明らかだ。厚生労働省に川田龍平氏や薬害被害者が大臣や改革委員会の委員になり、大解体しない限り患者不在の医療は今後も続くのではないか。それとも、林郁夫に大臣になってもらおうか。
林郁夫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
林 郁夫(はやし いくお、1947年1月23日 -
)は、元オウム真理教幹部。元医師。教団が省庁制を採用した後は治療省大臣だった。地下鉄サリン事件の実行犯。ホーリーネームは、クリシュナナンダ。
同教団幹部であった同姓の林泰男とは縁戚関係ではない。
[編集] 来歴
1947年、品川の開業医の家に生まれた。慶應義塾中等部から慶應義塾高等学校を経て慶應義塾大学医学部卒業後、アメリカに留学、帰国後茨城県東海村の病院に勤める。このとき起こした交通事故(加害事故)が心の重荷になり、心の拠り所を得るためにヨガ道場に通うようになる。
1989年オウム真理教に入信、1990年5月に出家信者となる。夫婦共に信者になった。「師長」になり、東京都中野区にあった教団付属医院の院長に就任。1994年には治療省大臣となる。ダーティーワークに従事する信者の指紋消去手術を行った行為などがワイドショーで報じられた。
1995年、地下鉄サリン事件の実行犯として千代田線にサリンを撒布し2人を殺害、231人に重軽傷を負わせた。同年の4月8日に石川県穴水町の路上で逮捕される。この後の麻原彰晃からの林への「シヴァ神にポアされて良かったね。マントラを1万回唱えなさい」などの発言で麻原に不信感を持ったと言われている。
逮捕当初は林の「警察とオウム真理教との戦いだ」との発言、断食を宣言するなどの行為を行ったこともあり、死刑は免れないと思われたが、上記の麻原への不信感が原因とも言われている逮捕後の捜査に協力的な点や、公判の中で遺族・被害者側が改悛の情があるとして必ずしも死刑を求めなかったこと、サリン散布の実行犯であることを捜査側が関知していない段階で自ら告白した点、罪の呵責に喘いでいる点などを考慮し、検察は林の全面自供により地下鉄サリン事件の全容が明らかになったことが自首に相当するとの判断を下し、このため検察は死刑ではなく無期懲役を求刑した。こうした事件において検察側が自発的に求刑を軽減するのは極めて異例のこ
とである。
その結果、1998年東京地裁で無期懲役の判決。検察側も林側も控訴せず、一審で確定し、府中刑務所に現在服役中。
『文藝春秋』に手記を発表する。その中で、麻原が学歴コンプレックスから高学歴な自分に敢えてダーティなワークをやらせたと解釈している。
[編集] 関連事件
目黒公証人役場事務長拉致監禁致死事件
地下鉄サリン事件
[編集] 著書
『オウムと私』文藝春秋(1998年)ISBN 4167656175
表・話・編・歴オウム真理教
■呆れたというか
私は医師ではなく、患者の方ですが
記事の引用はいいとして
引用元が 事実の捏造&医者叩きの偏向報道
で知られる 変態毎日新聞ってだけで
ブログ主の見識の無さが伺えるんですが
もっと他の新聞も同時に読んでみては如何でしょうか。
後、もっと事件を調べてみたら
貴方の書いたことがすべて頓珍漢な間違いであると思われますが。