(CNN) 体調不良を理由に外遊などの中止を発表したチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世(73)が27日、インド西部ムンバイの病院に入院した。関係者らは「過労」との見方を示している。
赤い法衣姿のダライ・ラマは病院前で車から降り、周囲の人々に手を振って、自力で入り口へ向かった。病院の報道担当者がAP通信に語ったところによると、ダライ・ラマは6カ月ごとに健康診断に訪れており、約1カ月前の健診でも「異常なし」の診断を受けたばかり。同担当者は「なにも心配することはない」と述べた。
ダライ・ラマのウェブサイトには同日、「過去2‐3日体調がすぐれないため、今後3週間のスケジュールをキャンセルする」との通知が掲載されていた。ダライ・ラマの報道官はCNNに、「胃の調子が少し悪いと訴え、検査を受けている」と述べた。