桜井淳所長が見学したMIT炉では先端的研究はできない-唯一の売りはシリコンドーピングとBNCT-
テーマ:ブログ桜井淳所長は、"ニューヨーク"から車で約1時間のところにあるMassachusetts Institute of TechnologyのMIT炉(http://web.mit.edu/nrl/www/reactor/reactor.htm )を見学しましたが、これまで、原研の研究炉・試験炉、それに、欧米日の原発の現場を見学してきたため、特に、目新しいこともなく、時代遅れの研究施設としか映らず、当局が売り(セールスポイント)にしているシリコンドーピング(abundance 3.1%のSi-30の(n,γ)反応で半減期2.62時間のSi-32を作成し、ベータ崩壊して安定核のP31となり、それが半導体の特性を決定するドーピング元素となる)とホウ素捕獲脳腫瘍治療法(Boron Neutron Capture Therapy ; BNCT)も、原研JRR-4で10年以上も実施しており、Massachusetts Institute of Technologyの原子力研究のレベルを改めて認識できたそうです。