高村正彦外相は31日、海上自衛隊によるインド洋の給油活動継続問題に関し「海自が退いたら『日本はインド洋を平和の海にする努力を他国に押しつけるのか』と、国際社会からただ乗り批判が噴出する」と述べ、法的期限となる来年1月以降も活動を継続する必要性を重ねて強調した。フジテレビ番組で語った。
与野党の一部に、ガソリン価格高騰にもかかわらず無料で他国艦船に給油する点を批判する声があることについて「本来、日本は(テロの)海上阻止活動自体に参加しないといけないのだが、憲法などの事情で参加できないから、参加国への油の一部提供で勘弁してくれとお願いしている」と反論した。〔共同〕(14:47)