注目閣僚に聞く:福田内閣 林芳正・防衛相 信頼回復のための改革を
−−海上自衛隊のインド洋の給油活動継続に向けた国会戦略は。
◆まだ政府として方針は決めていないが、間もなく(米同時多発テロの)9月11日が来る。テロとの戦いで(アフガニスタンで)40カ国以上が犠牲を払っており「何かやるべきだ」という大きなコンセンサスはあると思う。
−−公明党を中心に衆院での再可決を避ける意見が強い。
◆将棋やチェスと一緒で最初から「作戦をこうしよう」とは言わない。テロとの戦いの意義を発信、説明しないといけない。
−−自衛隊が日本の石油輸送船を護衛する任務が与党内で浮上しているが。
◆一般論として、どういう法案で何をやるか頭の体操をすると、容易にできるのかなあという感じはする。
−−沖縄の普天間飛行場移設で、地元は代替施設の場所の沖合移動を求めている。
◆日米合意案はバランスが保たれており、合理的な理由なしに変更は難しい。どこかで一致点を見いださなければならず、実務者の作業チームなどの議論でいい案を作る努力をする。なるべく早く沖縄におじゃましたい。
−−防衛省改革会議の報告書が出たが、今後の進め方は。
◆福田康夫首相は「自衛隊員の士気を喚起してくれ」と。信頼回復のための改革が非常に大事。実施計画を今月中にまとめ、ロードマップが出てくる。党で経験の長い公務員制度改革は霞が関全体。企画立案する役所と実力行使をする防衛省の組織への要求は変わってくる。【聞き手・松尾良】=おわり
(9日、毎日新聞)
【集う】「ガンバレ自衛隊」新番組制作発表会
■7日、東京都新宿区のグランドヒル市ヶ谷
防衛省・自衛隊の隊員が黙々と汗を流しながら任務に励む生の姿を映像で伝え、国民の理解を深めることを目的に9月からスカイパーフェクTVで「ガンバレ自衛隊、安全保障アワー」の放映が始まる。
番組は株式会社「メディア241」がケーブルテレビのハッピー241チャンネルで毎週月曜日から木曜日まで午後7時から1時間の予定で放映するほか、携帯電話やインターネットでの動画を配信することも計画している。
番組では、自衛隊員や防衛省関係者を主要読者層とする朝雲新聞社のニュースを中心に自衛隊の動きを伝える「自衛隊ニュース」、陸海空の各基地・駐屯地を紹介する「基地・駐屯地レポート」、定年退職者や殉職者を紹介する「敬礼!防人人生」、在日米陸軍の協力による「米軍極東情報アワー」など多彩なプログラムで多角的に自衛隊の今、自衛隊員の素顔を伝える。
メディア241の後藤幸英代表取締役社長は「私は防衛大学校卒業生ですが、この番組のアイデアは安保問題に縁もゆかりもない若いスタッフでした」との番組発案のエピソードを披露、国民の目線で分かりやすい番組で自衛隊を「後方支援」する決意を表明。
会場に駆けつけた就任間もない林芳正防衛大臣は「自衛隊の応援団ともいうべき番組。この番組が世界に発信するスタートとなることを祈念する」とあいさつ。小池百合子元防衛大臣も「伝えるべき情報は徹底的に伝えることが大事。海上保安庁は『海猿』で格好よさをアピールしたが、生の格好いい自衛官の姿が伝わる番組になるといいと思う」と期待を寄せた。在日米陸軍基地管理本部のエドワード・ローパー広報部長も「米軍も日本で安全保障の一環として頑張っていることを見てほしい」とPR。
番組を紹介するプロモーションビデオが上映された会場は、番組への熱い期待を込めた大きな拍手に包まれた。(大塚智彦)
(10日、産経新聞)
今夜はもうあまり時間がないので、簡単に、防衛省・自衛隊の話題をご紹介した。
防衛省ホームページでは、漫画による「防衛白書」の紹介などもあるので、ぜひ一度アクセスしてもらいたい。
先の内閣改造で、防衛相として初入閣した林芳正参院議員(自民党・古賀派)は、「北京オリンピックを支援する議員の会」幹事でもある。
一昨日(8日)に開幕した北京オリンピックでは、早くも日本人選手の金メダル獲得というニュースが入って来た。
開幕式の様子も要所要所拝見したが、良い意味でも悪い意味でも、一党独裁政権でないと出来ない開幕式であった。
中国5000年(4000年?)の歴史、文化などを壮麗に魅せる演出で、ラストには、国民的英雄とされる元ランナーが“空中走行”。
無事に、聖火の火は「鳥の巣」屋上にある灯火台に点火された。
冬季長野オリンピック(1998年、浅利慶太氏演出)と比較するまでもないほどの豪華絢爛、大変素晴らしい出来栄えの開幕式だったと思う。
さて、今後の北京オリンピックのスケジュールについてだが、そんなものはこのブログを参照するのではなく、各種新聞社のホームページなどでご参照頂きたい。
ただ、私は個人的に「競歩」が好きなので、その告知を簡単にする。
男子20キロ競歩: 16日午前10時(日本時間)
女子20キロ競歩: 21日午前10時(同)
男子50キロ競歩: 22日午前8時30分(同)
選手は4名。
男子: 山崎勇喜選手、森岡紘一朗選手、谷井孝行選手
女子: 川崎真裕美選手
詳しいスケジュール、各選手のプロフィールなどは、(財)日本オリンピック委員会(JOC)ホームページでご覧頂きたい。