バンダイビジュアルは25日、テレビアニメ「マクロスF(フロンティア)」のブルーレイ・ディスク1巻(5040円)が同社最高の4万5000枚を出荷したと発表した。DVD(3990円)の1巻も5万5000枚を出荷しており、合わせて10万枚を超えた。テレビアニメのDVDは通常、1万枚出荷で“合格”とされており、DVDだけの時代に1巻あたり10万枚を出荷した「機動戦士ガンダムSEED」シリーズと並ぶ「大ヒット」だという。
同社のこれまでのブルーレイの最高出荷数は、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の1万5000枚だった。同社は「最新3DCGを用いたマクロスFの戦闘シーンが、ブルーレイの特性に合った」と分析している。
「マクロスF」は、人類が宇宙に移民船団を次々と送り出していた2059年、25番目の船団「マクロス・フロンティア」を舞台に、人型兵器「バルキリー」に乗るイケメン高校生・早乙女アルトと、人気アイドルのシェリル・ノーム、新人アイドルのランカ・リーの三角関係、人類と未知の宇宙生物の戦いを描いている。平均視聴率は2.5%だが、関連CDは4作で50万枚を売っており、マクロスの分冊百科「マクロス・クロニクル」の創刊号が10万部を発行している。【河村成浩】
2008年7月26日