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Fate SS 短編集: 姓名判断  
執筆者: mission
発行日付: 2004/7/24
閲覧数: 1987
サイズは 3.86 KB
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姓名判断


 作者注:この作品はMiss M's Home Pageの姓名判断のコーナーでの
姓名判断の結果をネタとして使用させていただいております。


 「……遠坂士郎、……衛宮凛」
そのつぶやきは、衛宮家に於けるいつもの夕食後の団欒の時、一人顔をしかめながら、
パソコンをいじっていた凛の口からもたらされた。
「ちょ、ちょっと遠坂さん! 今の、なに?」
血相を変えて凛に詰め寄る藤ねぇ、桜も声こそ出せないものの、
血相を変えて立ち上がっていることは同じである。
もっとも、士郎だけはいつものように状況がつかめないまま座っているのだが。
「え?」
と、きょとんとした顔で周りを見る凛、どうやら口に出してしゃべっていたことに
気が付いてなかった様子。
しかし、気が付いたなら行動が早いのは学園一の才媛だけのことはある。
「ああ、姓名判断をやってるところを見つけて、試しにやってみたんです。」
どれどれとのぞき込む二人。
「ちょ、ちょっと貸してください」
言うや否や次々とFireFoxのタブを開き、姓名判断を試す桜だが。
「わ、私なんて……」
と、つぶやくと部屋の隅に行ってブツブツと何かつぶやいている。
ちなみに、桜の場合、「遠坂 桜」が一番よく、次が「間桐 桜」で、「衛宮 桜」は
凶と大凶だらけ、更に、「間桐 士郎」は「衛宮 士郎」よりも良くない結果であった。
「どれどれ〜? じゃ、次は私ね!」
そう言ってまずは自分の名前を入れてみる藤ねぇ
しかし、その結果に落ち込んだ後、続けて入力してみると、
「ねぇー! 士郎! 家の婿養子にならない? 今よりも幸せになれるよぅー。
あ、でもおねぇちゃんとお嫁にもらって、おねぇちゃんを今より幸せにしてくれる
ってのもありだよぉー」
そう、藤ねぇの運勢は藤村姓では最悪なのだが、代わりに「藤村 士郎」は
今よりも若干ながらもマシになり、「衛宮 大河」はかなりの高得点をあげている。
これを見た瞬間、藤ねぇは両手を体の前でくみ、体をもじもじさせながら、
真剣なようで居て、同時にからかっているような目で士郎を見つめていった。


 「藤ねぇ、雷河じいさんから聞いてないのか」
呆れたような態度を示しながらも返事にならないような返事を返した士郎は、
次に自分の隣に座り直した凛に向かって言う。
「なぁ、凛、こういうのって普通、婚姻届を出す前にやるもんじゃないのか?」
"凛"という呼びかけと"婚姻届"という言葉に体を強張らせる桜と大河。
「あら? 私がこんなもの信じると思ったの? 遠坂士郎君」
「そりゃそうか」


 この後の衛宮邸に阿鼻叫喚の渦が発生したことは言うまでもない。


 



後書き

ええと、前に姓名判断をやってるサイトを見つけた時に思いついたネタです。
このときはあかいあくまスレには言いネタが思いつかないとupしたのですが、
その後ネタを思いつき、藤ねぇが士郎に突進するところまで一気に書き上げました。
ところが、その後のオチがどうしても思い浮かばずにほっておいたのですが、
先ほど漸くオチを思いつき、こうして仕上げることができました。
その後、あかいあくまスレに流した時に頂いた批評を元に藤ねぇの描写を一部直して
みましたが、オチの弱さがどうにもこうにも……
ちなみにこのとき、別に一コマ向けのギャグネタも受信したので、書いておきます。
誰か絵にしてくれないかなぁー


title 理由
第5回聖杯戦争の勝者にして時計塔特待生の遠坂凛と、
同じく時計塔特待生のルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト。
この二人は出会った時から相争うライバルである。
しかしなぜライバルになったかというと、
ルヴィア:士郎と凛が仲良く腕を組んでいる姿を見つつ
"……わ、私が魔術の研鑽にいそしみ彼氏なんて作れなかったっていうのにぃー!(怒)"
凛:ルヴィアの胸を見ながら
"し、士郎に協力してもらって、漸くB cupになったっていうのにぃー!(怒)"
こんなのが理由だったりする。(w

ご、ごめんなさいごめんなさい! だからギャグネタなんですぅー! 石投げないでぇー!

MISSION QUEST


2004/07/24 初稿up

2004/08/05 一部修正版up


 
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