30日午前8時ごろ、大阪府豊中市箕輪1の千里川に架かる箕輪橋の下から子猫の鳴き声がすると、府警豊中署などに通報があった。警察官や消防隊員約20人が駆け付けたところ、橋の下部に取り付けられた点検用の狭い通路に子猫が入り込み、自力で出られなくなっていた。午前11時過ぎ、消防隊員が通路に入り救出。子猫は無事だった。
子猫に首輪はなく野良猫らしい。2日前、親猫と一緒にいるのを近所の人が見たというが、救出時は親猫の姿がなく豊中署が保護した。消防隊員が網で子猫を助けると、周囲で見ていた住民たちが「良かった」と歓声をあげた。29日午後にも「鳴き声がする」と府警本部に通報があり豊中署員らが出動したが、猫がいるかどうか確認できなかったため撤収。2日目の救助となった。【村松洋】
2008年8月30日