フロリダ州マイアミ(CNN) カリブ海で発達した熱帯暴風雨「グスタフ」がハリケーンに近い勢力を保ったまま、ジャマイカに接近している。一方、「グスタフ」が26日に直撃したハイチでは、死者が51人に上っている。
米国立ハリケーンセンターによると、「グスタフ」の中心は米東部時間29日午前5時現在、ジャマイカの首都キングストンの西140キロの海上にあり、時速13キロで西北西に進んでいる。
最大風速は28メートルで、同日にもジャマイカ西部の沿岸を通過する見込み。ジャマイカを通過後はキューバ沖のケイマン諸島を直撃すると見られる。
その後、キューバを通ってメキシコ湾に入る見込みで、移動中に勢力を強めてハリケーンに成長し、31日から9月1日にかけて、米国の沿岸部に上陸すると見られている。