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「姫ご乱心」地元・岡山もあきれた 離党撤回問題

2008年8月30日8時1分

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 新党に参加するため民主党に離党届を出した姫井由美子参院議員(49)=岡山選挙区=が29日、一転して離党撤回を表明した。「姫のご乱心」に振り回された地元有権者らは、あっけにとられている。

 岡山市の会社員男性(36)は「あの人は何がしたいのか分からない。自分のためだけに行動しているとしか思えない」と冷ややか。同市の無職女性(74)も「政治に携わる人として信用できない。民主も(復帰を)受け入れるのはおかしい」と眉をひそめた。

 姫井氏は最近、金銭トラブルや私生活を週刊誌に取り上げられるなど騒動が絶えない。初当選した昨夏の参院選をめぐっては、選挙費用を県選管に不正請求したとして、詐欺容疑で市民団体から告発された。民主党岡山県連は昨秋、「報道対応が不十分」と厳重注意処分にしている。

 同県連代表の津村啓介衆院議員はこの日、おわびのコメントを発表。「離党撤回は党幹部を通じて強く翻意を促した結果だが、有権者の気持ちを考えると笑顔にはなれない。今後はメディアへの露出を控え、国会で地道に活動するよう助言したい」とした。姫井氏を支援した連合岡山の二宮卓志会長は「軽々に離党を決断していたとしたら問題。本人から詳しい説明を受けたい」と話した。

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